マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

深夜食堂のアレ、その2。

うわ、写真がブレている。

でも、これ。ヤクザの竜ちゃんの赤いタコさんソーセージ。

深夜食堂のヤクザと孤独にグルメしている人は同じ。井の頭さんも好きです。

普段、お肉屋さんで腸詰めのソーセージを買ったり、時にお肉大臣のパパが手作りソーセージを作ることはありますが、ウィンナーってそういえば買ったこと無い。

この料理のために、缶入りのVienna sausageを使いました。

 日本だとシャウエッセンとか、あらびきソーセージとかあるけど、そういえばここらへんではとんと見ないですねぇ。

かなり混ぜものたっぷりな感じなので、こういう加工肉はあっても買わないかも・・・。

そういえば学生の時、こういうウィンナー系の商品をスーパーでお客さんに配る試食バイトをちょっとやってました。

バイト先の社長以外の正社員は全部若いお姉ちゃんで、なぜか皆ミニスカート着用。

オフィスには研修とかで数回行っただけだったが、ミニスカに囲まれる社長は壮観というか異様でした。

そこの社長が、こういうウィンナーを塩ゆでかなにかして、こうすると添加物が抜けて、塩味が補完される、とおんみずから研修でウィンナーを茹でてバイト研修生に食べさせてくれたのだけれど、食べたら塩辛いだけだった・・。

その後のアンケートに正直にそう書いたような気がする。

その後仕事が来たかどうか覚えてませんww

 

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アレッポの香り、消えた人々の料理

陳家は総じて食べ物への執着が強いというか、興味をもっている人がとても多い。

両親は料理屋をやっていたこともあり中華料理(というか広東料理)一筋ですが、義理家族の中にはマリオ・バターリの料理本丸々一冊作ってしまう人あり、料理番組に出演しちゃった人あり、家でコーヒーをローストし始めたり、カカオを豆からどうにかしてチョコレートを作るものあり、仕事の傍らベーキングの学校に通ってウェディングケーキやら何やら作る人あり。

私がエルサレムの料理本を全部作ったれ!となったのも、既に料理本一冊全部作ってみたという人が身近にいたからかもしれません。
そういえば私があげたノブの料理本も全部作ったとか言ってたような・・・

そんな料理プロジェクトをやっていると聞いた義理姉が、こんな本をくれました。

アレッポの香り。シリア系ユダヤ人の料理の本。

シリア、特にアレッポというと、最近は悲惨なニュースしか聞こえてこない場所。
そういえば昔漫画家のヤマザキマリさんが住んでいたんでしたよね。その時の写真やらを見ると、みんな普通に暮らしていた場所がこんなことになるなんて、と暗澹たる気持ちになります。

そんなアレッポには580年頃からユダヤ人が移住しはじめていたそうで、その後15世紀にはキリスト教への改宗を迫るスペインから逃げてきたセフォラディック系の人達がさらに流入、貿易の仕事などを通じて定住していたようです。

第一次世界大戦前後から、状況を見てヨーロッパに移る人達もいたそうだけれど、1946年にシリアがアラブ国家として独立すると、やはりユダヤ人への抑圧はより強くなり、1992年になるまでは、国内外の移動も厳しく禁止されていたよう。

国際社会からの圧力で旅行禁止が解かれると多くがイスラエル、そしてニューヨークはブルックリンに移住し、さらに昨今の内戦でアレッポに残るユダヤ人は、高齢者など、本当にごくわずかになったようです。

2005年の時点で80人。
2014年で50人以下。
ISISが近づいてきた2015年には救出作戦が行われ、ほぼ全員がイスラエルに脱出。それでも18人ほどは残っていたよう。
たった18人て。うわー。

運転中に聞くラジオでも、シリアからのレポートが放送されることがあります。
日本も戦争や震災で普段の暮らしが一瞬で廃墟になったり、先の見えない不安な状況の中で生活する恐ろしさ、という点については多少理解はあると思うのですが、想像を絶する。

ユダヤ人であろうが、イスラム教徒であろうが、なに人であろうが、ちょっと何かが変われば誰でも難民になりうる世界。たまたま私達は今のところそれとは反対側にいるだけ・・・。

もうその人々はアレッポにいなくなってしまったけれど、その地に何百年も根を下ろした中で伝えられて来た料理の数々がまとめられたのがこの本。

ぱらぱらめくっていると、お約束どおりですがかなり見たことある料理の数々が並んでいます。
あの地域は国境は後から引かれたものだし、オスマントルコの影響やら何やらで、やっぱり料理の感じは色々被ってるな〜というのが感想でした。

でもその中で最初に作ってみたのが、タマリンドを使ったミートボール。

タマリンド、酸っぱい木の実で、どちらかというとインドや東南アジア料理なんかで見る気がするのですが、シリアでもよく取れるので、料理に使われていたらしい。

本ではタマリンドをグッチャグチャにしてソースを作る方法も紹介されていましたが、おとなしく瓶に入っているタマリンドペーストを使いました(これもちょっと気の利いたスーパーか、アジア系、中東系スーパーで売っています)。

ビーフで作ったミートボールを、タマリンドペーストとトマトソースで煮込んだもの。
後は適当に、バスマティ米と豆を混ぜて作った自家製ムジャダラ、
そして切ったビーツを、お酢とメープルシロップで煮たものを合わせてディナーに。

料理本では、良いタマリンドを使わないと美味しくなるどころか不味くなる!と書いてありましたが、予想よりも甘酸っぱくなく、トマトソースの味がちょっと強めだったかも・・。

とりあえずは中東料理はエルサレム料理本でお腹一杯なので、まずはそっちに注力したいと思いますwが、南蛮漬けと同様、シリア系ユダヤ人のお料理、もうその土地には残っていなかったりするんだろうけれど、こうやってまた別の土地に生き残ったりしていくんでしょうか。

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金曜日はTGIF、人の酒とつまみは美味い

曜日の語呂合わせで食べるものを決めるシリーズ、金曜日は・・・

TGIF!

卵かけご飯イカフライ。

ではなくて、
Thank God It's Friday (やったーとうとう金曜日だ!ぐらいの意味)の略です。
って別に食べ物の語呂合わせではありませんが、金曜日はそう言ってハッピーアワーに出かけたりします。

今まで働いてきたアメリカの会社数社では、仕事が終わってから、会社の人と付き合いでご飯や飲みに行く・・というのはあまりありませんでした。

せいぜい他のオフィスから誰か出張に来た時とかにレストランに予約とってみんなでディナー行くとか。

もちろん会社の仲良しとはプライベートでご飯行ったりはします。
でもチームの親睦を深めるための夜の飲み会とか食事会的なものはほとんど無し。

四半期に1回、チームオフサイトといって、部署からお金が出てみんなで遊びに行く日はありました。
それは仕事の後というより、就業時間中にみんな出かけていって、レーザータグとかやってましたww

でも金曜日は仕事をさくっと切り上げて、帰る前にみんなでちょっとバーに寄って、ビールを一杯だけひっかける、というのはあります。

金曜日は3時頃には皆そわそわし始め、4時頃にはみんな仕事おしまいモード、とっととオフィスから出ちゃいますw

TGIFという名前の会社の全体集会がちょうどその時間帯にあって、カフェテリアに集まってみんなでビールとおつまみ食べながら色々アップデートやら質疑応答やらをする、というのもお約束でした。

というわけで金曜日は酒のつまみで、どうでしょう。

といいつつ、主婦になってもうた現在は、仕事あがりにちょいとハッピーアワー、という訳にもいかぬ。

でも、そろそろ自分でご飯作るのも面倒な気分になったりもしたそんな時、ポットラックディナーに呼ばれるという非常に美味しい展開となったのが先週の金曜日。

自分が1〜2品作るだけで、その倍倍の食べ物や酒が集まる最高のソリューション!

別に素敵コーデや素敵お呼ばれ愛されメニューを用意しなくても、あるもの持って集まれる気の置けない仲間がいるのは、本当に有り難し、です。

歳の近い子供達もドタバタ一緒に遊び回り。

水菜サラダ、手作りいなり寿司に焼きタラコ、なぜか甘栗、紫キャベツやセロリのマリネ、ガンモドキのローストにパクチーなどのソースを和えたもの、友達の庭でばっさばさ採れるそら豆に、焼きもろこしなどなど。

一串入魂、渾身の肉類魚介類。

地元スーパー、バークレーボウルで調達された巨大焼はまぐりー!

私はこういう時じゃないと食べてくれる人がいない、我が家ではなかなか減ることのない「甘いもの」をご用意しました。
って、それは酒のつまみじゃないですね。何を作ったかはまた今度。

なんだか今回はただの食べたもの羅列日記みたいになってしまったw

曜日シリーズは、これでおしまいです。
え、土曜日と日曜日は?!
週末こそは、その時食べたいものを買うなり作るなりして、思いっきり食べちゃえ!!


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木曜日は喉乾く

語呂合わせでその日食べるものを決めるシリーズ、木曜日・・・

そう言えば木曜日ってなんだろうね?と旦那に聞いてみたところ、

Thirsty Thursday

じゃね?
と言われました。

あー、でもそれって食べ物っていうか飲むほうよね?

そう、木曜日は、金曜日を待てない人々がそういう名目で酒飲む日!

バーやブリューアリーなんかに行くと、週末まであと1日!とばかりに木曜日のハッピーアワーをやっているところも多いのです。

ベイエリアは地ビール作るのもそれなりにさかんです。

こちらはわが街にあるブリューアリー。
なんか知らんが裏に入れてくれて醸造タンクを見せてもらいました。

知らんおっさんが覗いているあっち側が、バー。

ここは子供用の玩具もちょっと置いてあったりして、なかなかファミリーフレンドリーです。

我が家も旦那が一時期家でビール作ったりしていましたが、子供が生まれてからはあんまりやらなくなったかも。

旦那は酒に強いですが、私はめっぽう弱い(=安上がり)。
ちょっと飲めば真っ赤にハッピー。
さらに飲むとグラグラゲロゲロ。

そんな我が家がもっぱら飲むのは、

炭酸水

コーラとかスプライトとか甘いのも全然ダメなので、ただの炭酸水。

ペリエなど買っておフランスの水を飲まずとも、このエリアは、水道をひねればヘチヘッチーというヨセミテにあるダムから美味しい水が来ています。

それをこれを使って家で炭酸水に早変わりさせています。

クロックポットもパン焼き器もエアフライヤーも我が家にはありませんが、買って良かったなぁとココロから思っているこれ、「ソーダストリーム

もうかれこれ8年ぐらい使っているかも。

水道の水をボトルに入れ、マシンに装着。

あとは手でポンプを何度か押して、ボトルの中に二酸化炭素を注入。

ぶっ、ぶっ、ぶっ、と3回おならのような音が出たら完了です。

マシンには二酸化炭素のボンベというかカートリッジをつけますが、空になったら交換します(写真左)。

ここらへんだったらホームセンター的なところや街のハードウェア屋さんで交換可。

Bed Bath and Beyondで交換すると、あそこのお店がしょっちゅう送りつけてくる20%オフのクーポンが使えるので一番オトクです。

この炭酸水にレモンやライムを絞ってもよし、絞ったオレンジジュースで割って自家製オレンジソーダにしても良し。

シロップで割ったりも。

我が家のお気に入りドリンクは、これで作った自家製炭酸レモネードに、これまた家のプランターにわさわさ生えているミントの葉を入れたもの。


これはむかーしエルサレムに行った時に頂いたものにヒントを得たものです。
なかなかここまで黄色にできませんが・・・。

ミントの葉はかなり細かく砕いて入っています。

カラカラに暑いところで飲むミント入りのレモネードはしゅぅぅ〜〜〜っと体に染みた。

DSC02767

もう普通の水には飽き飽き!な皆さんも、ぜひご自宅で楽しく炭酸「ぶっぶっぶっ」、お試しください(笑)。

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