マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

はてなブログで復帰飯

食べ慣れない「ラーメン」を食べたら思い切りゲロって踏んだり蹴ったりだったこの2週間。

その後も胃はムカムカするしで暫く作る気も食べる気も起こりませんでした(ブログネタだけはかなり大量にストックがあるので、その間も何事も無かったように色々書いてはいたw)。

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実はラーメンゲロった日はその他にも高速で携帯よそ見運転の車に当て逃げされたり、給油中にクレジットカード落として無くしたりと色々ありまして。

その後食べたラーメンが身体に合わなかったのか、何かに当たったのか、5回連続ゲロ。

さらにその後に生理もやってきた、ヤアヤアヤア!

車は幸いほとんど目立たないような小さな痕だけだったし、クレカは即日再発行、ラーメンはゲロったら後はスッキリで無問題!と思ったのですが・・・。

どうも自律神経とホルモンがこれでガンガンに乱れてしまったらしい(特にこのタイミングで生理が余計だったかもな!)。

お腹もスッキリしなければ、体温が35度台になったり、医者で血圧測ってもいつもより異様に低い。

頭もなんだか血が引いたようにサーッ。でも重苦しい。勝手に涙が出そうになる。

そうなると家のことができない、片付けられない、朝辛い。

そしてなにより普段気にならないようなことがスルーできず、それがさらにストレスになっての悪循環。

例えば再発行をお願いしたクレジットカードが違う家に間違って配達されちゃったりとか、図書館から借りてもいない本の督促状が来たりとか、出先でパパとはぐれた時にナイスタイミングで携帯クラッシュ、30分間立ち上がらなかったりとか、ほんとにちっちゃなことwww

その前まではガンガン元気で逆に絶好調!だったのに、あー明らかに自分の中のケミカルバランスが崩れているな〜という状況でした。もしかしたら一瞬軽い鬱だったのかもしれません。でもこういうのって予想だにしないようなことがきっかけで、誰でもなりうるんだ、ってほんとに思いました。

女の人は特に、ホルモンに振り回される人生ですからねぇ。気分が悪い時、あ、これはホルモンやな、って自分で気づいて対応するだけでも、ドツボにはまらなくてすむかもしれません。

ここ数日、ベイエリアの気温ががーっとあがってきたのも功を奏したみたいで、もうだいぶ元気です。

朝起きると、だんだんと心の面の皮(笑)の厚みが戻ってきている感じがします。まだ100%じゃないけど、台所に立つ気力も戻ってきました。

そんな復帰飯は、はてなブログのお世話になりました。

ブログで見かけてやってみよう!と思い立った簡単ゆで鶏。

www.fj-tokyo.jp

fjさんの記事で見かけた、10分火を入れるだけの簡単レシピです。noteのほうも、見てまっせ〜!

鶏肉と材料をストウブにぶち込んで、火を入れたあとは暫く放置。

ルクレーゼが欲しいといったらストウブがやってきた、義理兄からのクリスマスプレゼント。実は初めて本来の特性(保温性抜群)を活用したかも。

しかしまだ少しぼーっとしていて、もも肉でなくて胸肉を買ってしまった。胸肉の場合は脂分が少ないので、火を入れるのは5分ぐらいでも良かったかも。

ソースはありあわせで、醤油・ごま油・酢・すった黒ゴマ・ココナッツシュガー。

あとは冷蔵庫にあった野菜を適当に。

全てどちゃっと汚くテーブルに並んでいますが、まあ復帰飯、まだリハビリ中ということで。

ビーツはかぶるぐらいの水とメープルシュガーで煮て、最後にお酢をひとまわし。

レインボーキャロット(色とりどりの人参)はバターと一緒に蒸し。

ケールはオリーブオイルでさっと炒めて、ちょっとだけお醤油と、ココナッツシュガー。

どれもほぼ素材のままの料理・・?ですが、カリフォルニアの野菜はそのままで美味しいからこれで全然十分。

あとは大根と豆腐のお味噌汁。


ゆで鶏は大好評、胸肉2枚あっという間になくなりました。

次はちゃんともも肉でやってみたい。煮豚もいいね。我が家の定番になりそうな予感です。

はてなブログで購読している食べ物執着クラスタの皆さん(笑)、作ってみたいレシピが有るたびに色々ブックマークしているんですが、ブックマークで終わらずに実際に作るぞ。作ったらまたレポートします。

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【プロジェクト・エルサレム】22品目:スイートポテトのローストといちじく

ロンドンの有名デリカフェ「オトレンギ」のシェフによる料理本「エルサレム」のレシピを全品作ったれプロジェクト第22弾!

序章はこちらをご覧ください。

www.maricafejp.com

この料理本に出てくる料理の名前、たいていが、原材料を羅列したものなのですが、こちらもご多分に漏れず。

オーブンでローストしたスイートポテトにいちじく。
そしてフェタチーズ。
そこにネギも軽く炒めて混ぜ合わせます。
ソースは煮詰めたバルサミコ酢。

いちじく、フェタチーズ、そして煮詰めたバルサミコ、という組み合わせはレストランでもよく出てきます。
ピザのトッピングにしても、いい感じ。
この場合、クラストは薄いやつが良いですねぇ。
それかクラッカーに添えてオードブルっぽくしても。

お芋の甘さ、いちじくの甘さ、バルサミコの甘さと、フェタチーズのしょっぱさがいい組み合わせですし、そこまでずどんと重くない感じです。

素材が良いと、あまり色々調味料を入れて煮立てたりせず、さっと火を通して味付けもちょびっとでいい気がします。

あとは素材の組み合わせの妙がポイントなのかなー。

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ベトナムのお好み焼き

何年か前にベトナムに行きました。

冬に行きましたが暑すぎず寒くなくとっても気持ちよかった。

ただ、日本で風邪を引き熱を出した後で咳が止まらず、ちょっとしんどく、そろりそろりの旅行になってしまいましたが、それでも美味しいものを色々と頂いてきました。

こちらは、マーケットの中で食べたバインセオ。

DSC08378

日本人観光客向けの表記には「ベトナムのお好み焼き」と書いてありましたw

 このレタスでちょっとずつ巻き巻きして食べます。

ワシントンDCに住んでいた時は、隣のバージニア州に大きなベトナムコミュニティがあり、よくそこのショッピングモールでご飯食べたり買い物したりしていました。

サンフランシスコに住んでいた時には、テンダーロインというちょっと危ない人もウロウロしているエリアにリトルサイゴンがあり、ベトナムサンドイッチやフォー、それに5種類のビーフのコースメニューが食べられるお店があって、そこに食べにいったり。

現在住んでいるイーストベイにもベトナム料理屋は山ほどあって、外食というと、子供が好きなのもあってベトナム料理ばかり。

サウスベイに行くと、サンノゼにもベトナムコミュニティあり。ここにも大きなベトナム系のショッピングモールがあります。ベトナムファッションや食料品店、乾物店、宝石店に雑貨店と色々入っていて楽しい。

もちろんフードコートもあります。

こちらはベトナム人のお友達に連れて行ってもらった時に食べたバインセオ。

 さてバインセオ、「ベトナムのお好み焼き」と言われていますが、材料や中身は日本のお好み焼きとは随分違って、粉は米粉。黄色いのは卵ではなくてターメリックの色です。

そして中の具は、ひき肉やエビ、そしてモヤシなどの野菜。

ベトナムの食料品店(時には中華食材店)に粉が売っていたので、家でちょいとやってみました。

 原材料は、米粉とコーンスターチとターメリック。ってこれを別々に買って混ぜても全然良かったかな。

このミックスに、ココナッツミルク、水、さらにターメリック、そしてお好みで刻んだネギを入れて生地を作ります。

フライパンの上に生地を載せ、その上にひき肉やモヤシなどを入れてジュージュー。

頃合いを見て、半分に畳みます。

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破れないようにするのがちょっと難しい!

ベトナムの道端で作っている様子を見ていると、かーなりフライパンに油をしいて、場合によっては、半分揚げてる感じで焼き上げていました。

手際がまだ良くないもんだから、家族分作っていると作った先から冷めていく〜!

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同じくベトナムマーケットで買った色々なハーブ、そしてレタスにこれを巻き巻きして頂きました。

もっと何回も作っていたら慣れるかな〜。もちろんお店で頼んだほうが手軽ですが、家でも出来るのがわかっただけでも楽しかった。

 

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毛皮を着たニシンさん

親戚郎党の家族構成を見てみると、結構インターナショナルな我が家。

香港、シンガポール、日本、ロシア、スウェーデンにイスラエル。

なんだか色々な人が寄せ集まっております。

そして毎年冬になると、モスクワからバブーシュカが1ヶ月ほどやって来ます。

我が家には、食べ物は広東料理しか受け付けない、という義両親がいるため、家族が集まるとどうしても広東料理を食べに行く(しかもいつも同じ店、だいたい同じメニュー・・泣)・・という流れになってしまいがち。

でも冬は感謝祭やクリスマスなど、自宅で料理してお祝いするイベントもぼちぼちあるので、本当にたまーにですが、バブーシュカのロシア料理を食べるチャンスもやってきます。

これは甥っ子の誕生日パーティーで出てきたバブーシュカ作のピロシキ〜。

写真がないけれど、随分昔には「ハニーケーキ」という層の細かいロシアのケーキも作ってくれた〜。

でも一番美味しかったのは、バブーシュカ作のサラダ。

内容は、ゆで卵、ビーツ、ジャガイモ、そして缶詰のニシンなどが、層になっているもの。彩りもキレイだったし、材料的にもまあ間違いない感じの組み合わせなんですが、妙に美味しくて心に残りました。

それで義理姉にアレはなんだったんだと聞いてみたら、料理名はずばり

 

сельдь под шубой

 

・・・日本語だと、

 

毛皮を着たニシン

 

ですって!

 

材料は前述の通り、

  • 茹でたジャガイモ
  • 茹でたビーツ
  • ゆで卵
  • 玉ねぎ
  • 茹でた人参
  • ニシンの油漬け(herrings)

これを、ニシン、玉ねぎ、ジャガイモ、ビーツ、人参、ゆで卵・・と層に重ねていき、途中マヨネーズを挟んで味付けします。野菜を茹でたらあとは重ねるだけの至ってシンプルな手順。ちょっとケーキサラダっぽくもあります。

ニシンというと日本ではそばに乗っけたり・・・缶詰といっても蒲焼きとか昆布巻きがよく出てきますが、ロシアのはこういう瓶に入ってる。

ロシア食料品店がオークランドにあったので、こんな感じのを買ってみました。

https://www.russianfooddirect.com/images/T/164_4.jpg

 (Russianfooddirect.comより)

ガラスの容器を使うと層が見えてよりキレイなんですが、白いボウルで作っちゃったので、最後にしましま模様にしてみました。ちょっとパセリがうるさすぎたw

 

やっぱりこういう青魚系の味って、日本人にも馴染みが深いし、食べるとなんだかホッとする感じ。

あまりにホッとしすぎて、いったいどんな秘密の隠し味が入ってるんだ、と姉に聞いたらマヨネーズだけと。ロシアの秘密の隠し味はだいたいマヨネーズなんだそうですw

そういえばマヨネーズとケチャップを混ぜただけのソース、「オーロラソース」と呼ばれることもありますが、「ロシアのソース」との別名もあったな・・・w

冬は寒い寒いロシア、ニシンの上にもどんどん毛皮・・じゃなくて野菜を重ねて、防寒していただいてるんでしょうかね。かわいいネーミングです。

ネーミングでいえば、「旅行者の朝食」って缶詰の名前もなかなかです。

 

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