マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

糖質制限になるか?!ひよこ豆のパンケーキ、ファリナータ

イタリア、パスタが美味しいのは言うまでもないですが、他にも色々美味しい粉もんがたくさんあります。

そんな中で、我が家の定番になったのがこちら、「ファリナータ」。

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ひよこ豆の粉を使ったパンケーキ、とでも言いましょうか。

リグリア地方、プロバンス地方、その他の地域でも食べられているらしい。私達が初めていただいたのは、トリノの街角でした。

地方によって呼び名は色々らしい。

材料はひよこ豆の粉、水、オリーブオイル、塩コショウととってもシンプルです。作り方は生地を寝かせるのに時間がちょっとかかりますが、あとは型に流して焼きっぱなし。

材料

  • ひよこ豆(ガルバンゾー)の粉 1カップ
  • 塩 小さじ1
  • コショウ 小さじ1
  • オリーブオイル 大さじ2

作り方

  1. ボウルにひよこ豆の粉、ぬるま湯それぞれカップ1、オリーブオイル大さじ2、塩コショウ少々を入れ、ダマがなくなるように混ぜます。
  2. ラップをして、1〜2時間放置。ブクブクと上に泡が出てくるので、できるだけ取る。
  3. オーブンは320度にセット。そこに油をしいたカーストアイロンまたは耐熱の容器を入れて、しっかり熱します。
  4. 熱くなった型をオーブンから取り出し、そこに生地をジュっと流し入れます。
  5. オーブンで15分ほど焼きます。

このレシピはプレーンなものですが、お好みで炒めた玉ねぎやローズマリーを混ぜてみたりしても。

ポイントは、生地を流し入れる型をしっかり熱しておくことです。これで外はカリッとした食感が出ます。

このお料理、発祥はジェノアだ、ニースだ、モノによって情報がまちまちでしたが、まあどちらも国境を挟んで隣町。おフランスの方では、「ソッカ(Socca)」と呼ばれているそうです。おお、ソッカ!

このブログによく登場するオトレンギさんのレシピ本「Plenty」にもこのSocca のレシピが登場します。こちらはちょっとトルティーヤのように丸く焼いて、上に炒めた玉ねぎやミニトマトを乗せるアレンジ。こちらも作ってみました。


さて、このお料理、原材料が豆だし、ローカーボじゃん!と思って喜んでいたら、普通のパンケーキ1枚食べるのと変わらないかそれ以上の炭水化物量が入ってるらしい。えーそうなの!ざ、残念!

ついでに、私の好きなオトレンギさんが、デザートの本を出版、今週ベイエリアで講演ツアーをやっていました。予定が合わずにそれも行けず・・・うおー、重ね重ね、ざ、ざ、残念!!!!!!

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広島のジレンマ

今まで全く縁のなかった広島。弟一家が転勤して、ここ数年里帰りのたびに訪れるようになりました。

ご飯美味しい〜〜

アナゴ〜!!!

牡蠣〜!!!(サンプルだけど)

しらすトーストなんていうのも、美味しい〜!

人も東京と比べて姿勢がしゃんとしてしっかり歩いている印象がありました。街も、ずっと住んでいるとどうなのかはわからないけど、コンパクトで動きやすい感じも。

そしてこちら・・・広島風のお好み焼き。いや、広島の人はこれが普通に、お好み焼きなんですよね。

この二つはみっちゃんという店のもの。

これは帰る前に慌てて空港で食べたもの。

関西出身の私、この広島のお好み焼きには、ちょっとジレンマがあります。

麺が入ってるのとか、卵トロッとなっているのとか、要素的には美味しそうなんですが、どうも食べると、構造的にも味的にも、バラッバラな感じがするんです。

特に空港で食べたやつは鉄板の上にそれぞれの要素が緩く乗ってるだけみたいな感じもして、炒め物食べている気分に。空港のだったからか?

さて昨日の晩御飯は、キャベツと卵と麺があったので、思い立って「広島風」にチャレンジしてみました。

参考にしたのは、こちらのサイトのレシピです。

動画で見る おいしい広島お好み焼きの焼き方 小麦粉からつくる | オタフクソース

おたふくソースのだし、間違いないはず!!

広島風の作り方、ステップとしては、

  1. 生地を薄く広げる
  2. キャベツや肉を生地の上から山盛り乗せる
  3. それをえいやっとひっくり返す(最初の難関)
  4. 焼きそばを焼く
  5. ひっくり返したのを焼きそばの上に乗せる(次の難関)
  6. 卵を割って、さらにそれを乗っける

とにかく、生地の移動や、生地以外の調理工程がかなり多い。

生地の上に山盛りキャベツを乗せたまま火を通し、ひっくり返すのが難しい(なかなかキャベツに火が通らないので、途中からは別にキャベツを炒めてから生地の上に乗せるようにしてみた)

ひっくり返してキャベツを蒸すときは、押さえつけずふわっとする、とあるのに、麺の上に乗せたら今までの苦労をあざ笑うかのように、生地をぎゅーっと抑えつける

と手間の多さと工程に何となく納得がいかない部分あり。

でも何となくそれっぽいのができたよ!

子供は上から順番にはがして食べていた・・・。うーむ実際味のバラバラ感は否めず。

結局2枚作って疲れ果て、残りは普通の焼きそばにしてしまいました。

慣れてないだけなのか、広島の人はお家でもこんな大変なことをやってるんだろうか。もっと味を一体化させるにはどうしたら良いのか(キャベツにもちょっと生地を流してみるとかはしてみたけど)。これはこういうもんだから、一体化したければ黙って大阪風にしたらいいのんか。

ディスってるわけではないのです、自分の中ではやっぱり麺が入ったお好み焼きってちょっとスペシャル感満載なので、美味しく作れるようになりたい。何かコツがあるのかな〜。

我が家の普段のお好み焼きについてはこちらです
www.maricafejp.com

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スーマックの代わりにお家のゆかりで、「ゆかりチキン」!

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ギリシャで食べたスーマック・チキンを思い出して、お家で作ってみた「ゆかりチキン」。
スーマックという、酸っぱさ、味ともに何となくゆかりっぽいスパイスを、実際にゆかりで代用して作ってみました。

これがまた、現地で食べたのとはちょっと違うけどこっちの方が癖になるかもしれない美味しさ!

limia.jp

レシピはこちらに掲載させていただきました。なるべく日本で手に入りやすい材料で、世界の面白い料理を色々作れるようなレシピを考えています。ぜひお試しください!!



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【プロジェクト・エルサレム】26品目:クインスのラム詰め、柘榴ぞえ

ヨータム・オトレンギさんの料理本「エルサレム」の料理本を全部作るぞうプロジェクトも細々続いております、ストックも溜まってきました。

これも前に作った一品。うーん、夜に撮った写真だからか、携帯アップグレード前の写真だからか画質悪〜。

クインスという果物に、ラムのひき肉をつめたお料理。クインスは日本語では「マルメロ」というんですね、カリンの一種だそうです。このレシピを試すまでに買ったことも食べたこともなかった!

お肉とフルーツの組み合わせ、というとペルシャ料理かな、と思うのですが実際そうらしく、「khoresht beh」という、クインスとお肉を煮込んだシチュー料理が下敷きになっているそう。

このお料理の何が大変だったかって、硬いクインスに肉を詰めるために、クインスが壊れないようにほじくるところ。そしてあまり食べ慣れない、肉の塩味と、クインスや柘榴モラセスなどの甘みの組み合わせは、一度作ったらもう良いかな〜って感じでした(苦笑)

プラムやレーズンなどが入った料理や、甘みが入った組み合わせ料理はだいたいペルシャが起源なことが多いようです、ビリヤニや、それこそ日本の南蛮漬けなども。

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