マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

【私の好きな料理本】アメリカでも大活用、和スイーツの本

学校の文化イベントや友達との集まりなど、ポットラックの時には、作りたいけど家では食べつけない甘いものを作る大チャンス!と、ケーキ類を焼いて持っていくことが多いです。

特に日本色を全面に押し出したい時に、我が家で結構活用されているのがこの本。

抹茶やあんこ、枝豆や里芋などの野菜、酒粕などいろんな和の素材を使って作るスイーツの数々。

アメリカでは抹茶系スイーツを出すところも増えましたし、スタバでも抹茶ラテがあるし、意外とこういうのを持っていくとアメリカ人にも受けが良いのです。

今のところ作っている回数が一番高いのは、ほうじ茶の生地にコンデンスミルククリームを巻いたロールケーキ。あまりほうじ茶を家で飲まないので、家にあるお茶っぱを早く消費したい、と言うのもあるんですが・・、コンデンスミルクが入ったクリームだというところも、人気のヒミツ。

学校のポットラックに持って行ったぶん。

これは新年の集まりに持って行った時のもの。抹茶のケーキは、このレシピ本じゃなくてサダハルアオキのレシピで。

ロールケーキ、焼き時間も短いし、材料もちょっとで済むので、意外に慣れるとぱっぱと作れますね。とはいえ、なかなか綺麗に巻けないんですが・・。

これはずいぶん前ですが、震災の時のチャリティをやった時に焼いたあずきミルクマフィン。

抹茶系の出番も多いです。写真はないけれど抹茶のティラミスやババロアも何度か作りましたが、やはり定番はこれ、抹茶のロールケーキ。

https://www.instagram.com/p/BdBaURYAob2/

本当はクリームにも抹茶が入るんですが、抹茶が丁度生地の分しかなかったので、普通のクリームに冷蔵庫にあったラズベリーを急遽投入・・。

https://www.instagram.com/p/BdCa49VAVbx/

その後、クリームも抹茶版も作りましたが写真がない!

こちらは、最新作の、抹茶とホワイトチョコのスコーン。抹茶は、義理姉がくれたマリアージュの抹茶を使いました。

マリアージュの紅茶が大好きな私、姉が手渡してくれた箱を見て狂喜したのもつかの間、よく見ると抹茶でがっくり(姉は時々そういうどっかずれたプレゼントをくれますw)

そこらへんで売ってる抹茶パウダーはなんとなく甘みのある匂いがしますけれど、この抹茶は匂いが普通に濃い緑茶っぽく、使ってみたらかなり濃かったです。

レシピの砂糖の量では結構甘さを抑えた、苦味の効いたスコーンになりました。ホワイトチョコが入ってて良かった感じ。

レシピ通りに生地を手で丸めて見ましたが、かなりゴツゴツな感じになったので、次回はもう少し形を綺麗にしてみようかと思います。

【私の好きな料理本】大好き!ウー・ウェンさん

ついカッとなって色々な料理本を買ってしまう我が家ですが、ひっきょう眺めて楽しむものと、実際に引っ張り出して作ることが多い本とに分かれます。その中で、我が家で一番食卓に登場回数が多いのは、断然この料理本。

言わずもがな有名なウー・ウェンさんの、中華鍋でさっと作る炒め物を集めた料理本です。

エビチリ(大人向けのものから、ケチャップで作る子供向けのものも)、麻婆豆腐、そして青椒肉絲といったおなじみのレシピがたくさん。

丁寧に作った青椒肉絲。アメリカのピーマンはでかくて硬いのですが、日系スーパーで小さいのを見つけて買ってみたら、綺麗にできた。

エビチリ。子供がまだ小さいので、ケチャップバージョンの出番が多い。

エビとグリーンピースの炒め物。

インゲン豆と大根のぬか漬けを炒めたもの。

どれもシンプルで、炒める時間も3〜5分と調理時間が短いのも、この本のレシピのリピ率が高い理由かもしれません。

でもこの本は時短レシピというわけではない。この本では、調理時間が短い分、下ごしらえをしっかりしておくことの大切さを学びました。

材料は均等に火が通るように、同じ大きさに切り揃えること。

炒めた時の歯ざわりをよくするために、もやしのヒゲもきちんととること(これは辛かったけど・・!)

調理を始める前に、タレは全部合わせておくなど、準備をちゃんとしておくこと(当たり前っちゃ当たり前だけれど、つい料理を始めて炒め始めてから、調味料を合わせてタレを作ったり、よくする)

下準備ができたら、ご飯が炊けた頃合いを見計らって中華鍋を振り、あとはもう数分で「ご飯よ〜!」と、熱々をいただける幸せ。

中華料理屋の息子なのに、中華料理をあまり作らない旦那に代わり、我が家ではウーウェンさんのレシピがこうやって幅をきかせております。



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【美味しんぼ】何もない時葱油餅

子供の頃実家は漫画禁止でした。友達に借りてこっそり読んだりはしてましたが、ある日気がつくと漫画を禁止にしたはずの両親の部屋から出てきたのは大量の「美味しんぼ」・・・。

それからはもう家族で美味しんぼを読みまくっていました。話が進むに連れ、作者のちょっと香ばしい主義主張の織り交ぜがうーん、という時もありましたが、ここで今まで知らなかった日本や世界の料理に触れ、つい食べ物のことばかり考えてしまう土台になったことは間違いありません。

それにしても食べ物一つで大の大人が喧嘩になったり、美味しいもので和解したり、おかしくないか?と思って子供心には読んでいましたが・・・食い意地の張った大人になった昨今、ビジネスや公の場であそこまで感情を爆発させることはないにしろ、まあ美味しいものが人の心を動かすというのは、あるよな・・と多少は納得するようになったかもw

さてそんな美味しんぼで初めて知ったローピン(烙餅)という料理。漫画では、別荘が吹雪に見舞われ食料がないとパニック(?)に陥っているところを、山岡さんが台所にあった小麦粉と塩にごま油、そして裏にいかっていた葱を使ってささっと作ったメニューでした。


我が家も春休みの朝、冷蔵庫を開けたら何にもなーい!さあどうするとなったときに、冷蔵庫に葱がいかっていたので早速作ってみましたよ。

美味しんぼでは烙餅と紹介されていましたが、葱がたっぷり入るのは多分葱油餅(蔥油餅)と呼ばれるものなんじゃないかなぁ。ベイエリアの中華料理屋さんでも、粉もんが得意なところに行くとよくあります。

家にある粉で作れますが、ちょっと前に中華スーパーで買ってきた専用の粉がありましたのでそれを使いました。

専用と言っても普通の強力粉に、ビタミンやら葉酸やらが添加されているらしい・・

粉に熱湯と冷たい水を入れて軽くこね、ちょっと休ませてから薄く伸ばし、表面にごま油を伸ばしたあとみじん切りにした葱をまぶします。

手が粉粉だったので写真はないのが残念ですが、それをくるくると巻いていき、棒状になったものをとぐろのように巻くか、ぐちゃっと丸めて団子にして潰し、ちょっと綿棒で伸ばします。

生地は結構柔らかめ。油も塗るので破れやすい〜。

本当だったら油たっぷりのフライパンで焼くのがお約束ですが、あまり油が多すぎるのもアレなので(笑)、焼き目がついたらオーブンに入れてみました。ちょっと黒こげなのは油が足りなかったからですねぇ〜

パイ生地は畳んで層にしますが、これはくるくる巻いて層にする感じ。外はパリッと、中も層になってていい感じです。ここでは自家製ポン酢につけてさっぱり食べてみました。

美味しんぼのは、ずいぶん厚い渦巻き状になってましたが、あれはもしかしたら火を通すのにずいぶん時間がかかるかもしれないなぁ。お腹が空いている時に、山岡さんは生地を1時間しっかり寝かせたり、結構ささっとじゃなくて時間のかかる作り方をしていたかもしれませんw

爺爺のレシピ

83歳の義父は元シェフ。義理両親は自分の家族と、一緒にレストランをやっている親戚の家族ぐらいしかアジア人がいないような場所で、中華料理屋さんをずっとやっていました。まあ、白人の好みに合わせて出す中華料理は、どちらかというとアメリカン・チャイニーズ・フードではあるのですが、家族や自分達に作る食事はれっきとした広東料理。

食に対する興味というか執念というかは未だ尽きず、と言う感じで(広東料理に「しか」興味がないのがたまに傷ですがw)、今でも家族が集まると食事を作ってくれるのは義父。

そんな義父の冷蔵庫には手書きのレシピがたくさん貼ってあります。こんな束になっている!

レシピ、分量やなにやら色々試してみて、改訂している様子がわかるかと思います、下には赤でちゃんと作った後のメモもしてある。

80歳をすぎても、探求を続ける爺爺(ヤーヤー)。

子供達の中では私が一番と言うか唯一漢字が読めるので、こういうのもチョチョっと教えてもらうことができるのはラッキー。

さて、これは一体何のレシピでしょう。


「西米焗布甸」

布甸は、布丁と書くこともありますが、これで北京語だとブーディェン。



正解はこちら。

・・・タピオカ焼きプリンのレシピでした。

これ、アメリカでは見たことないんですが、香港で飲茶に行くと普通にあるものなんだそうです。1人用の小さめの容器に入っていることが多いみたいですが、ここではケーキ型でどーんと出てきました。


さて、レシピをもらったのは良いのですがまだ全部ちゃんと読んでいません。でも漢字なのでやっぱりみるとなんとなくわかるところが、素晴らしい。人造牛油っていうのはそうマーガリンですw

あえて日本語のレシピは載せ(られ)ませんがもしよかったら、頑張って解読して試してみてください!