マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

肉なしマンデーのケールボウル

日本はまもなく月曜日?長いGWも終わって、日常に戻る頃でしょうか、お疲れ様です。

週のはじめには何を食べよう。

アメリカでは、曜日に合わせて(ときには語呂合わせで)食べるものを決める、みたいなのがありまして。

習慣というのも大仰な感じですし、別にみんながみんなそれをやっているわけでも無いですが、29日は肉の日、ぐらいのノリといったらいいでしょうか。

 

では週の始めの月曜日は何の日かといえば、

 

Meatless Monday!

肉なしマンデー!

ただただ、頭文字のMが一緒だから月曜日にぶち込まれた感あるこの日ですが、月曜日はお肉を食べない日ってのはどうでしょう。

 

以前働いていた会社のカフェテリアでも、月曜日はミートレスマンデーと称して、必ず「ケールボウル」が用意されていました。

丼に炒めたケールを敷き詰めて、上に週替りで色んなトッピングが用意されるというもの。

職場でのご飯ってあまり写真を撮らなかったのですが、たまたま撮ってたこの写真!ここらへんの会社は、無料飯を出すところが多いです。ここもそれに漏れず。

ケールがちょっと隠れてよく見えませんが、この時はケールの上にローストしたちっちゃいポテト、ブロッコリー、なぜか柿の薄切り、ナッツ、麦系のつぶつぶが載っていました。秋のメニューですね。

最近では、ハワイのポキなど丼ものをだすような感じのお店でも、ご飯(これも白米、玄米選べる)の他にこういうケールなどのグリーンをオプションとして選べるお店もよく見かけます。

ケールといえば、昔は「うん、マズイ!モウイッパイ!」の青汁ぐらいしか馴染みがありませんでしたが、個人的にはカリフォルニアに来てからヘルシーなチョイスとしてよく見かけるようになり、また自分もよく食べるようになった食材。

ケールにも色んな種類のものがありますが、生で食べてもいけるし、油で炒めても良し、油をまぶしてオーブンで焼いてケールチップスを作るのもよし。

今では大好きな野菜のひとつになりましたが、なんで青汁はあんなにまずかったんだろう・・・(うちでもキューサイの青汁、飲んでた)。あまりにまずくて後味が生ゴミのようだったので、飲んだ後はキャベツの千切りを食べて後味をごまかしていました。

 

 ***

 

さて我が家は、ミートレスマンデーをやらずともそこまであんまり普段お肉が食卓に出てきません。せいぜい旦那が週末に張り切って肉を焼くぐらい。

育ち盛りの子供がいるし、貧血とか色々アレなので、もうちょっと頑張って食べたほうがいいのかな・・と逆に思うくらい。

そんなある月曜日の主婦ひとりランチは、冷蔵庫の中にあったケールをオリーブオイルでシャーッと炒めて、醤油少々、ココナッツシュガー少々で味付け。適当に切った人参もトッピング。上に卵も載っけて黒ゴマ振って、適当ケールボウル。 

このボウル、写真ではわからないけど結構デカイです。料理に使うボウルぐらいある。しかもこれ、学生時代に友達に借りっぱなしのままになったやつだ・・(苦笑)

村上春樹は毎日ボウル一杯馬並みに野菜を食べるらしいですが、毎日は無理でも野菜はそれくらいワシワシ、どっかり食べたい。

このミートレスマンデー、週末の不摂生をリセットする日ぐらいにしか捉えていなかったんですが、もともとは第一次世界大戦中、軍への食料確保のためにアメリカ政府が始めたものなんですって。しかも最初は月曜日じゃなくて火曜日だったとか。

この他に砂糖や油、小麦なども節制しようという運動があったり、食べ物を無駄にしないキャンペーンなど色々あったというから、今のアメリカを考えるとちと隔世の感もあり。うーむ、戦争は人々の食生活やパターンを大きく変える・・・。

今はどっちかというと環境や健康のため、という形で広まっているみたいです。それはそれで良きことかな。 日本のウェブサイトを見ていたら、ポール・マッカートニーが始めた、みたいなことも書いてあった。まあ宣伝したんでしょうね。

 

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