毎日色々な料理を作り散らしているため、普段のご飯でもなんでも「我が家の定番」がなかなか生まれないことに危機感を感じている今日この頃。
「暮しの手帖」の料理本には、レシピは少なくとも3回作って初めてモノになる、と書いてあるのに、3回以上作ったレシピなんて、あったっけ・・?
このままでは我が子が大人になってから受け継げる「家庭の味」「おふくろの味」が生まれないのでは・・と多少危機感を感じつつあります。
そんな中、感謝祭・クリスマス前後からお正月にかけて、何度か作る機会があって「半定番」になりそうなデザート「バノフィーパイ」についてお知らせします。笑
バナナとトフィーで「バノフィー」!
このバノフィーパイを初めて食べたのはロンドン。アメリカではとんとお目にかかったことがありませんでしたが、それもそのはずイギリスのお菓子なんだそうです。
これは日本にもいくつかお店があるLe Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)で食べた初バノフィー。
このお店のパイは上にキャラメルクリーム、中にバナナのバージョンでした。
作り方は色々あるみたいですが、基本的にバナナ(Banana)とトフィー(Toffee)が組み合わさってBanoffee...。
ってあれだ、ジョニデとかブラピみたいなやつだ(違)
バノフィーパイは子年生まれの45歳
このパイが生まれたのは1972年だそうで、ねずみ年生まれの45歳。
ジェヴィントンという、人口数千人の小さな町にある「Hungry Monk(腹ペコ僧侶・・?)」というパブのオリジナルメニューだったんだそうです。
ここにパブのスタッフがそのパイを持ったものすごーい小さな写真があるんですが、見た感じちょっとクリームがダレーっとしてますw
しかもこの記事、2012年にこのパブがコスト高騰のため閉店したという悲しいお知らせです( TДT)
なんでもガス代が月に3〜11万円アップしたせいで商売が立ち行かなくなったんですって。一体何があったんだ〜?!
簡易版バノフィーパイ材料
我が家のバノフィーパイは、オーブンも何も使わない滅茶苦茶簡易版です。材料は以下の4個。
- グラハムクラッカー・パイクラスト:1個
- ドルセ・デ・レチェ(キャラメル):1缶
- バナナ:1〜2本
- 生クリーム:適量(200mlぐらい)
グラハムクラッカーのパイクラスト、アメリカではアルミパンに乗った出来合いのをスーパーで売っています。もし手に入らなければ、クラッカーやビスケットを砕いて、型に敷けばOK。
ドルセ・デ・レチェは、メキシコのデザートなんかでよく使われるキャラメルクリーム。こちらも缶で安く売っています。
これがない場合は、練乳の缶を加熱してキャラメル状にします。
ラベルの紙を剥がして、缶をお湯に入れて2〜3時間ことこと煮ます。
または耐熱ボウルに入れて電子レンジで4分ほど加熱(電子レンジによって加減が違うので様子を見つつやってみて下さい)。
作り方
- パイクラストにキャラメルクリームを好きなだけがーっと流し入れる
- スライスしたバナナをだーっと並べる
- 泡立てた生クリームを上からどばっと乗せる
以上です!!
ポットラックにおすすめ
キャラメルクリームが甘いので、生クリームに砂糖をいれる必要も無し。
泡立ては、生クリームを瓶に入れてシャカシャカ振ればあっという間!
パイクラストやキャラメルクリームさえ、出来合いのものが手に入れば、ものの5分でできちゃうので、ポットラックの時などに重宝します。
パイクラストはプラスチックの蓋付きで売ってるので、出来上がったらそれでぱかっと蓋をして運搬も楽々。
本来のレシピでは、このキャラメルクリームにさらにバターを加えるとか恐ろしいことをするらしいですが、これは程よい甘さなのでなかなか好評です。
キャラメルクリームが柔らかいので、切る時多少ぐちゃっとなりますが、まあいいじゃん。