甘いものを食べない一家のくせに、甘いものは作りたくて仕方ない。
やはりその理由は、スイーツのビジュアルにあり。
特に最近はインスタグラムなんかで、もうそりゃ素敵で可愛いケーキやらクッキーやらの写真が、見てるだけで血糖値があがるほど出てきます。
そして何より見入ってしまうのが、ケーキやクッキーデコレーションのビデオ。
甘いもの食べない娘と2人で、毎晩毎晩じーっと見入っています。
ちなみに、娘のお気に入りは「Man About Cake」というビデオ。
クラフト系のウェブサイトが提供しているYouTubeの番組で、このしゅっとしたお兄ちゃんが毎回ものすごく凝ったケーキの作り方を、いとも簡単そうに、簡潔に教えてくれます。
こんなんばっかりずーっと見てたら、なんだか自分もできるような気がしてきて危険。
・・ということで、去年のクリスマスプレゼントに、旦那から「好きな料理教室にいってもいい権」をいただいたのをいいことに、先日、ケーキデコレーションのクラスに参加してしまいました。
・・食べないのに!
上のビデオにあるような派手派手な色のケーキは、バタークリームやフォンダン、砂糖やガムペーストを使った細工などが使われますが、最近これとは別に流行ってるのが、
バタークリームでリアルなお花を絞って飾るケーキ!
インスタグラムを見ていると、韓国のパティシエの皆さんがこの流れを作っている感じで、「コリアン・バタークリームフラワー」という名前で紹介されていたりもします。
もう見ていたらすごい可愛くてキレイなケーキが一杯。
ギャ~キレイ!めっちゃ可愛すぎる!!!
クラスは、サンマテオにあるBaking Artsという、ベーキング専門の器材・食材屋さんにて。
ベーキングに関する器材や材料をどーんと売っている他、奥のキッチンでパンやケーキの色々なクラスをやっています。
ここで朝10時半から4時までがっつりのクラスに参加しました。
参加者は12人ほど。趣味が高じて自宅でケーキスタジオをやっている人や、料理学校のディレクターなど、生徒さんは色々。
そんな中私は全くの素人だったのですが、
ケーキをまっすぐに切る
バタークリームをケーキにはさむ
バタークリームでまず第一層をコートする(クラムコート)
さらにバタークリームでコーティング
という一連の流れも覚え、
さらに、バタークリームに色をつけて、お花の形に絞っていく方法を教えてもらいました。
YouTubeにもいっぱいビデオが出てますが、こんな感じで「ネイル」と呼ばれる器具の上にクリームを絞っていきます。
バタークリームが溶けるとアレなので、ちょっと寒いキッチンで無心にクリームを絞り続ける・・・
うう・・なかなかキレイな形にはなりません。キー!
でも先生曰く「ギャ~キタナイ!と思っても、ケーキの上に乗せると急にキレイに見える」とのことだったので、それを信じて・・
乗せてみた。緑色の葉っぱも絞り出して。
そしたら・・・
わーホントだ!!
持ち帰ったのが夜なので、照明がちょっと残念ですが・・
なんかいい感じじゃん!!!!
ケーキは、すでに作ってあったのを提供してもらったのですが、スポンジが日本のふわふわしたものと比べてかなりしっかりしています。
だからこそこういうデコレーションにも耐えうるのかも・・・。
この間作った「ホットミルクケーキ」もそんな感じでした。
だからといって、どしっと重たすぎるというわけでもありません。絶妙。
ひとつ驚いたのは、バタークリームって実際に使う1ヶ月前から作って置いて置けるんですって。スポンジも冷凍しておいたら随分持つようだし、実はケーキって保存食なんだ・・。
家族で2回食べ、友達をよんでお茶会をし、近所の人にもおすそ分けして、ようやく全部なくなりました。
バタークリーム、今回のケーキにはお花として上に随分な量が乗っていたため、食べているとうっぷ・・ごっつぁんです、という感じになってはしまいましたが、
少なくとも、昔、上に仁丹が乗っていたような、日本のバタークリーム(当時はマーガリンとか使ってたらしい)のようなまずさではない。
うまく軽いバタークリームが作れるようになったら、実はこれ生クリームよりいいかも、という気もしてきました。
乳糖不耐症だと、実は生クリームのほうが重くてお腹にきてうえぇぇとなるんです。
それに生クリームより日持ちするのも、悪くないかも・・・。
ケーキまるまるデコレーションすると、食べてもらうのが大変だけど、次回はカップケーキで練習してみよう!