最近巷に流行るもの。
それはスカンジナビア料理。
数年連続、世界で一番の称号を得たレストランNomaはコペンハーゲンにあります。
ちょっと前まではバスクだスペインだ、その前はイタリアのスローフードだと、なんだかんだいって、グルメな人達の間でではありますが、こちらでも食の流行はそれなりにあるんですねぇ。
私はスカンジナビアというとやっぱりデザイン。マリメッコとか。IKEAとか。IKEAとか。
でもちょっと白い木調の家具に、きっぱりした色の可愛いグラフィックの組み合わせがすごく好きです。
でもスカンジナビアの食べ物というと・・どうしてもIKEAで出てくるようなものを想像してしまう。
ライ麦系の黒パン、スモークした魚、プリンセスケーキにシナモンロール。
ベイエリアではまだまだですが、去年、一昨年と夏を過ごしたロンドンではスカンジナビア系のベーカリカフェをあちこちで見かけました。
その中でも気になった、気に入ったのがNordic Bakeryというお店。
お店のインテリアが、青と緑を基調にしていて、とてもスッキリきっぱりしていて素敵(写真はお店のインスタから)。
名物は(IKEAでも出て来る)シナモンバン(シナモンロール)。それに素朴な焼きっぱなしのケーキやダニッシュ、スモークした魚が入ったサンドイッチやサラダなんかもあります。
そういえばスカンジナビア系のパンやケーキについて知らないなあと思い、ここのお店の料理本も手に入れました。
アメリカに戻ってこの本を見て作ってみたのが、やはり「シナモンロール」。
日本でも一時期シナボンが流行ってましたが、アメリカのシナモンロールはまんまるで、上にアイシングもドカーンと載っています(シナボンジャパンのインスタより)
対してNordic Bakeryのはこんな感じでした
形がちょっと違うのね。っていうかナウシカのあれ。
イーストを使ってパンを焼くのもほぼ初めてだったのですが(無謀?)何とかクリア。
最終的にはこんなのができましたえ。
しかし作っている途中で気づいたのです。
我が家に甘いものを積極的に食べたい人が誰もいないことに・・・
パンを作るにあたっては、イーストのエサにするために生地に砂糖を入れます。
そうして発酵した生地を伸ばし、ブラウンシュガーとシナモンを生地に振りかけ、巻いていくのですが・・・
お店のように巻いた生地の間からシナモンと砂糖がはっきり見えるようにするには、かなりの量をまぶさないと、全然無理!!
特に砂糖。ふりかけた先から、生地の中に消えていく〜〜〜!!!ヒィ〜〜〜!!
どんだけ砂糖をいれないといけないのか!!
私のシナモンロールはごくごく薄〜く、砂糖を入れました。
それでも自分では随分入れたつもりだったのに、食べたら本当にうっすらしか甘さを感じない程度。
上にかけるアイシングは、煮詰めた砂糖水にレモン汁を混ぜたもの。
これはなかなか爽やかで良かったです。
焼いた後でしまったぁ、こんなに大量に甘いものを作ってしまった〜!(8個)と思ってしまいましたが、それでも焼き立ては別次元に美味しくてやばかったです。
だいたいパンはなんでも焼きたてが美味しいですね。
家族も思ったより食べてくれましたが、それでもやはり最後には3個余り、私も含めそのうち誰も見向きもしなくなりました。
白いアイシングとなると、材料は粉砂糖にバター、ものによってはクリームチーズなどですからね。
カロリーハンパない。多分あれで必要カロリー1日分かもしれない。
やっぱり寒い寒い国で、クロスカントリーなんかやっていたらああいうのを食べても良いかもしれない。
外でシナモンロール食べる時は、1個を4人ぐらいでシェアしたほうがいいかもしれません。
または、もう食べると決めたら何も考えずに楽しめ!!