マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

カレールーと残り物で作る適当ドライカレー、とそれにまつわる食べ物の恨み

人の家のカレーは美味い。

同じカレールーを使っていても、なんだか味が違う気がする。

ヨーグルトを入れるとか、チョコレートを入れるとか、変な粉を仕上げにふりかけてみるとか、色々工夫した結果なのかもしれませんが、何かが違う。

実は長年私が作るカレーは美味しくありませんでした。

まあ家族は食べてくれるのですが、自分では全然納得がいかず。なぜだ、なぜなんだ!

そうこうしているうちに子供もカレーが食べられる年齢になり、それまでは「ゴールデンカレー(アメリカの普通のスーパーで売っているのが何故かコレ)」だったものが、我が家の食卓にあがるのは「バーモントカレー甘口」一色になりました。

ああ、なつかしい、実家のカレーの味!
自分のカレーの原点は、本来この味だったんだ。

そして原点に立ち返ったところでようやく気づきました、私のカレーが美味しく無かったのは、具を細かく刻みすぎていたから

こういうカレーは、具がゴロゴロしていないとなんだかバランスが悪いみたいです。

それにしても、カレーって立派な日本の国民食ですよね。
みんなそれなりに好みやこだわりがあり、色々工夫を凝らして作るのも実際楽しい。

我が家は今のところ子供に迎合した普通のバーモントカレー率が高いですが、ちょっと目先を変えたい時は、冷蔵庫の中のものを使って、適当ドライカレーを作ります。

材料

  • ひき肉500グラム
  • 冷蔵庫に残っている野菜(玉ねぎ、人参、セロリなど)
  • ミニトマト
  • 豆類(大豆、グリーンピース、枝豆など)
  • パセリ、パクチー、ネギなど青いもの
  • カレールー(4皿分)
  • レタス

作り方

  1. みじん切りにした野菜(玉ねぎ、人参、セロリなど)を油をしいたフライパンで炒める
  2. ひき肉を投入、火が通るまで炒める
  3. 豆も投入
  4. カレールーを割り入れ、野菜などから出た僅かな水分で溶かしながら具と混ぜ合わせる
  5. ミニトマト、刻んだパセリ、パクチーやネギなど青いものもどばっと投入し、軽く混ぜ合わせて完成
  6. 千切りにしたレタスをご飯の上に置き、その上からカレーをかけてどうぞ

今回は豚ひき肉、人参、ミニトマト、煮て冷凍しておいた大豆の水煮、冷蔵庫に眠っていたネギと大量のパセリを刻んで入れました。

バーモントカレー甘口だと大人にはちょっと味が足りないので、S&Bカレー粉やガラムマサラをちょいとふりかけて頂きました。

カレールーを使ったドライカレーの作り方は、随分昔に買ったdancyuのカレー特集で東京カリ〜番長の水野仁輔さんが紹介していて、それをヒントに家でも作るようになりました。

雑誌に載っていたのは、合挽肉と玉ねぎ、グリーンピース、ミニトマトとパクチーを大量に使うレシピ。

出産直前にそれを大量に作って、産後の食糧にしようと冷凍しておいたものです。

実際子供が生まれると自分のペースでトイレさえ行けなかったりして、食事といってもひとり立食パーティー状態。
立ったまま何かをかきこむ位しか出来なかったりします。

やはり本能なんでしょうか、それを見越したかのように、出産1週間前ぐらいにいきなり台所に立って何かを作らなければならない!という変な力に突き動かされ、まる1日、このドライカレーやら何やら色々作りました。

しかし・・・

産後すぐ、パパも2週間ほど育児休暇を取ったのですが、料理や家事を出来ない人ではないのに、この時ばかりはただただ一緒にぼーっと座っているだけでほぼ役に立たず。

本人も初めてのことでどうして良いのかわからなかったのかもしれないけど、夜中の授乳の時に一緒に起きてきて見守るとか、いらないし!(笑

そしてあろうことか、私が作っておいた冷凍食糧をひとりでだいぶ平らげてしまいました(涙

育児休暇を取るパパの皆さん、育児休暇中は子供のお世話もアレですが、家の掃除洗濯、そして料理。
ぜひそっちのほうを重点的にお願いします。

授乳中はほぼ体が飢餓状態ですので、ちょっとでも自分のためにと取っておいた食糧が奪われるようなことがあると、もう野生動物みたいに怒り狂います(私だけ?)

そして7年経っても忘れない。多分一生忘れないかも。

適当ドライカレーの裏にある、我が家の怨恨の歴史・・・作るたびにちらちら思い出しますw

dancyuの男の料理っぽいレシピ結構好きです。
我が家にあるのはこの2009年版。カレー特集は何度もやってますが、ここではカレールーを使った自宅カレーから、有名店のカレーレシピも色々載ってて面白い。


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