夏休みの1ヶ月をロンドンで過ごした去年。比較的長めの滞在だったので、子供はサマースクールに行ったり、駆け足の観光以上の面白い経験をすることができました。
その中でも自分の中でのハイライトは何と言っても、「ど素人の私が、ミシュラン一つ星のフレンチレストランの厨房に潜入し、働かせてもらったこと!!」につきます。
なんですか道場破りですか?!いやいや、どうしてどうしてw詳しくは、本家のブログに4回に分けて書きましたので、ぜひご覧ください❤️
本当はもっとうわーっと色々なことを感じたり思ったりしたのですが、なかなかどうして、全部を吐き出すのはもったいないような、書ききれないような。そして自分の中で「働く」ということへの感覚が少し変わったような、貴重で素敵で、そしてヘロヘロに疲れた体験(笑)でした。
レストランではサービスが始まる前の仕込み、そしてお客さんが入ってきてからは前菜とペイストリーセクションでほぼプレーティングをやったので、実際に火を使っての調理というのはしませんでした。そりゃそうだ、魚や肉の火入れが一番難しいのに、そこをポッと入ってきた素人にやらせたら大変w
でもメインの厨房で、美味しいお魚の焼き方を教えてもらい、それを「まかない」として食べさせてもらいました。これ、ちょっと見切れておりますが、Sea Bream(鯛?)をカリッと焼いたものが、フレゴラと柑橘類のサラダの上に乗っかっております。
フレゴラと柑橘類のサラダ
フレゴラはパスタの一種。丸くて小さくて、つぶつぶのパスタ。ちょっと風味を出すためにトーストしてあります。このめずらしいパスタは、サルディニアのものらしい(初めてイタリアを訪れた時に行ったのもサルディニアでした、ここでも激しく美味しい思いをしたので、またいずれそのことも書きたいと思います・・)
このパスタがない時は、orzoなど(orzじゃないよ!w)、別のツブツブ系のパスタを代用しても良いかも。どうしても何も手に入らない場合は、ちっちゃいマカロニとか、アルファベットパスタとかも?!
私はアメリカで手に入りやすい、イスラエルクスクスを使ってみました。
材料
- フレゴラ(またはイスラエルクスクスなど粒々系のパスタ)250グラム
- グレープフルーツ半個
- オレンジ、またはお好きな柑橘類半個
- 赤タマネギ 半分、薄切りにして水にさらす
- ミニトマト10個(半分に切る)
- 茹でたジャガイモ(さいの目)4分の1個分
- ミント、バジルの葉 半カップずつ、刻む
- オリーブオイル
- 塩胡椒
作り方
- パスタはたっぷりのお湯に塩を入れて茹でておく。
- ジャガイモを茹でて小さなさいの目状に切る。ミニトマトは半分に切る。
- 赤タマネギは薄切りにして、ちょっと水にさらしておく。
- オレンジは無農薬のものが手に入ったら、皮をすりおろしてオリーブオイル1/4 カップと混ぜておく。柑橘類は皮を剥き、食べやすい大きさに刻む。
- パスタが茹で上がったら、刻んだミント、バジル、水気を切った赤タマネギ、柑橘類、トマト、ジャガイモを混ぜる。最後にオリーブオイルをかけてさらに混ぜる。
- 塩胡椒で味を整える。
このサラダをお皿にしき、鯛が手に入らなかったので、冷凍のヒラメさんに粉をはたいてムニエルっぽくして焼いたものを載せました。
お店で教えてもらったお魚の焼き方は、皮を下にして、ずっとひっくり返さず、片面だけフライパンでじわじわ焼いていく方法。
切り身の表面に火が通ってきて「輪」ができてきたら、そこで引き上げると、焼きすぎずパサパサにならずいい感じにできます。
ただヒラメさんが薄すぎて、冷凍だったので形も悪く、教わったテクニックが使えなかった〜〜。もう少し肉厚の切り身で要練習です。
お店では、ちょっとシトラス系のソースも載っていますが、今回は無しで。
盛り付けも、全部出来てから思いつきでやったのでこんな感じに。シェフのみなさんは、スケッチブックに盛り付けのアイデアも描いていったり、ちゃんと全部考えてから作業してるんだった・・・。やっぱり素人主婦とは、違う世界ですわ〜!
・・って、これ、魚料理のレシピというより単に付け合せのサラダの話やないかーい!
しかも、フレンチレストランに行ったのに、ちょっとイタリアンぽくないかーい!
でも柑橘類の爽やかさが、お魚によく合いました。このサラダとお魚の組み合わせ、レモンかけて美味しいお魚だったら何でもあうんじゃないでしょうか。