外国暮らしが長くなると、意外と日本のものが無くても困らなくなってきます。
実はあんまり日本食食べなくても、無いなら無いでまぁいっかー、と思ってしまう。
こんな感じなのでホームシックにもならず、長いこと海外に出っぱなしになったのかもしれません・・。
実家から「何かいるものある?」と聞かれても、「こっちに無くてあっちにあるもの」が何かもわからなくなってしまう始末。
さらにここカリフォルニアは日系、アジア系のスーパーも沢山ある。
普通のアメリカのスーパーでも、日本の食材が結構ある。
ユニクロもダイソーも、最近ではくら寿司もやよい軒さえもある(行かないけど)。
海外の中でもかなり恵まれた環境なのかもしれません。
そんな恵まれた環境では、糠もオーガニックのものが簡単に手に入る。
ということで、ついカッとなって数年前にぬか床を作りました。
ぬか床を作るにあたっては、お友達に借りたこの本を参考にしました。
知識ゼロから始めたぬか床。
毎日かき混ぜないといけないんじゃ・・・と最初はびびって一生懸命お世話しました。
しかし数年たった今は、冷蔵庫の中でほぼ「放置」です。
時間がたって安定したのか、理由は不明ですが、それでもおとなしく、良い子にしている我が家のぬか床さん。
夏休みのあいだ2ヶ月ぐらい家を開けた時は、さすがに傷んだかと思いましたが、全然平気でした。
なぜか最近は野菜をつけてもぬか床に水が全然出ません(容器の蓋に水滴は不思議とつく)。
時々、適当に糠を足したり塩、粉からし、ニンニクや生姜やら入れたりはしています。
ぬか漬けといえば自分の中ではキュウリが王道。
こちらのキュウリはバカでかくて水っぽい。
日本のキュウリに近いのは、ペルシャのキュウリ(Persian Cucumber)。
漬ける時は、これを使っています。
でも人間って贅沢なもので、無いものはねだる割に、実際いつでも手に入ると思うと有り難みがなくなったりするもの。
せっかくのぬか床も、最近は何にも漬けずにいたり、漬けたら漬けっぱなしで忘れて1ヶ月放置・・・なんてことも。
そんな放置プレイでも、黙って美味しく漬けてくれるぬか床さん。
今年はもう少し色んなものをつけてみようかな。