料理本「エルサレム」のレシピを全部試してみよう、第13弾。一体いつ終わりになるのか不安にもなりますが、粛々と進めてまいります。
中東料理、インド料理、スペイン料理なんかで使われるサフラン。
その鮮やかな色、そしてあの高貴な香り。
サフランライスだけで、丼3杯ぐらいいけそうです。
今回のレシピは、そのサフランを贅沢にサラダのソースに使っちゃいました、というお料理。
これはデリカフェ「オトレンギ」のオリジナルだそうです。
はちみつ、サフラン、ワインビネガー、そして切ったオレンジ1個を、皮も何もかも全て鍋に入れ、1時間煮詰めて濃厚なシロップを作ります。
オーブンでローストしたチキンを手で細かく割いてこのソースに和え、バジル、シラントロ、ミント、そして薄切りにしたフェンネルと混ぜてサラダにします。
皮も使うので、オレンジは無農薬オーガニックのものを。
フェンネルはイタリア料理などでも良く使う、ここに来て好きになった野菜。
日本語では茴香(ウイキョウ)。これもまた芳香を放つ素敵な野菜です。
このレシピ本の好きなところは、ミントやバジル、シラントロなど、ふだん付け合せやアクセントにちょっちょっとしか使わないようなハーブを、サラダの主体として大量に使うところ。
だいたいスーパーで束になって売っている生のハーブ類は、買ってもつい冷蔵庫でカビさせたりカラカラにさせてしまったりするんですが、こういうレシピでは一気に無くなる!
そして出来上がるのは香り高いお料理。
ソースに1時間、チキン焼くのに30分(調理時間は被ってるけど)。
で、出来上がるのはサラダ。
奥さん、これは時短でもズボラレシピでもありませんぜ!
また作りたいなーと思っているのになかなか実現できていない。
でも一度作って作り勝手や材料の組み合わせがわかると、今度はこれをサフランライスの上に載せてそれこそ丼にしてやろうかとか、アレンジを考えたりするのも楽しいです。