「エルサレム」料理本のレシピを全部作るという無謀な?プロジェクト8回目は、この本から初めてのデザート。
このケーキの材料は名前の通り、セモリナ粉(パスタによく使われる小麦粉)、ドライココナッツ、マーマレードが入ります。そしてアーモンドミールも。
カリフォルニアでは裏庭にオレンジやレモンの木があるお宅も多く、ちょうど友人宅で取れたオレンジをコンフィにしたものを頂いていたので、マーマレードの代わりにそれを刻んで入れました。
焼きあがったケーキには「オレンジの花の水」と砂糖で作ったシロップをたっぷり染み込ませます。
こちらでは、中東食品店だけでなく、ちょっとグルメなスーパーなどに行けば1本2〜300円ぐらいで買えますが、日本ではどうでしょうか。アマゾンで見ると高いなオイ!
中東のデザートで特徴的なのは、その甘さ、そして香り。
料理にも様々なハーブが使われますが、デザートはそれを遥かに凌駕する、芳しいお花の香りがするものがあります。
一番すごいのはやっぱりバラの香り。
プリンやら焼き菓子などにバラのエッセンスをたっぷりふりかけるので、時々香水を食べている気分になります。
オレンジの花の香りのシロップも、ケーキ全体に吸収させるにはかなりドバドバかける必要があり、匂いがキツくなるかなぁと心配しましたが、意外とそこまでどぎつい感じにはなりませんでした。
このケーキは2度、ポットラック用に焼きました。
本に書いてある分量がパウンドケーキ型2個分だったので、分量を半分にして焼いてみたらなぜか型の半分の嵩のものが焼けてしまった。
2度目は型2個分の生地でケーキを1台焼き、事なきを得ました。
