もう何年も前のことになってしまいましたが、友達の結婚式に呼ばれて行ったイスラエル。危ないだなんだと色々言われていた割には、ずいぶん楽しい思いをして帰ってきました。
訪ねた先は、テルアビブ、エルサレム、そしてちょっと足をのばして死海に行ったり、マサダという古代の都市を訪ねたり。
結婚式そのものは、テルアビブから車で行ったところにある、ケザリアというリゾート地でありました。
しかし何より思い出深いのは、結婚式前日、新郎と友人達でビーチパーティーに繰り出して飲みまくったこと。
かろうじて私達夫婦は大丈夫だったものの・・結婚式当日の朝、
新郎の姉はトイレに吐き、
新郎の友人はホテルの窓から顔を出して隣のビルの壁に吐き、
新郎は別の友人と話していたら前触れもなくいきなりその友人にゲロシャワーを浴びせた・・
とみんなゲロまみれになりましたww
午後、結婚式に行く道すがらも、運転手のおっちゃんがかける中東ポップに合わせて車の中でみんなで踊りまくり、
結婚式でも、新郎新婦はダンスフロアを離れてはいけないという決まりがあるとかで、夜中まで飲んで踊って、楽しかったなぁ・・・
そんな感じで十分結婚式を満喫した翌朝、世界中から集まった新郎の友人数名と、二日酔いでぼわっとなった頭で、テルアビブのビーチ近くにあるカフェに集合して食べた朝ごはんが、こちら。
シャクシューカ
トマトベースのスパイシーなスープに、ポーチドエッグが乗っているというもの。
これが飲んだ翌朝のお腹に結構いい感じに効く!
もともとはチュニジアなど北アフリカが起源のお料理なんだとか。
ラタテュイユもこの料理の親戚だという説もあります。
このシャクシューカを食べると、あのテルアビブでの二日酔いの朝を懐かしく思い出します。
飲みすぎた週末の朝なんかにどうぞ。
材料(2~4人分)
- オリーブオイル
- ハリサ(唐辛子ペースト):大さじ2
- 玉ねぎ:1コ(みじん切り)
- ニンニク:4かけ(みじん切り)
- クミン(粉):小さじ1
- トマト(水煮缶も可、水切りしない):800グラム(みじん切り)
- 卵:4コ
- パセリ(飾り用)
- 塩胡椒
ハリサはトウガラシのペーストで、アラブ料理などでよく使います。無ければ練唐辛子などで代用できるかな?またはハラペーニョなどを切って入れても可。辛いのが嫌な場合はすっ飛ばしても可。
作り方
- 鍋にオリーブオイルをしき、ハリサ大さじ2、トマトペースト大さじ2、細かく切った玉ねぎ1個分、みじん切りのニンニク4かけ、クミンの粉小さじ1、塩をひとつまみを入れ、中火で炒める。
- 玉ねぎが柔らかくなったら、トマト800グラムを投入。水煮缶を使う場合は、弱めの中火でコトコト、ソースっぽくなるまで10分ほど煮る。味を見て足りないようだったら塩コショウする。
- トマトソースの中に卵4つを割り入れる。混ぜないように!白身が固まるまで、10分ほどことこと煮る。黄身はとろっと、白身はちょっと固まった感じになったら出来上がり。
- お好みでパセリをかける。
参考資料:
Saveur: The New Comfort Food: Home Cooking from Around the World
- 作者: The editors of Saveur Magazine,James Oseland
- 出版社/メーカー: Chronicle Books LLC
- 発売日: 2011/04/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る