マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

子供が逃げ出す!苺のホワイト・カップケーキ

自分も家族も、甘いものをあんまり食べないのに、ケーキは焼いてみたい困った主婦。

そんな私に朗報が!

子供が通う学童で誕生日会をやるから、食べ物調達ボランティアが必要とのお知らせが!

必要なのはフルーツ、チップスとカップケーキ50人分。

カップケーキはひとり10個、5人が持ち寄る仕組み。

はいはいはい!10個ぐらい自分で焼きます!


アメリカの子供達、生クリームよりバタークリームのケーキで育ってるんだよな・・。

冷蔵庫の無い学校に持ち込むから余計、しっかりしたバタークリームのほうがいいか。

ということで、アメリカの栗原はるみ的存在?のマーサ・ステュワートにお伺いをたてて、いちごのホワイトカップケーキを作ることにしました。


ベースになるケーキは、卵黄を使わず、卵白オンリーの「ホワイトケーキ」。

卵を卵白と卵黄に分けるのが面倒だったり、大量の卵白だけ必要な場合には、アメリカにはこんなものが売っています。

牛乳パックに卵白だけ入っているもの。

うーむ新鮮なのか?安全なのか?とも最初は思ったけれど、すでにパスチャライズされているので、スイスバタークリームを作る時にも、自分で卵白を加熱殺菌する必要がないので楽だし、ある意味逆に安全かもしれません。

そして余った卵白はオムレツにして食べてしまう。


夜中に焼いて、バタークリームは翌朝作りました。

以前、バタークリームでお花を作るケーキデコレーションのクラスに参加したりしましたが、家で作るのはこれが初めて。

バター、卵白、砂糖・・そして今回はイチゴ味にするためにイチゴジャムをちょっとだけ入れました。

ちなみに、バタークリームは温度が低すぎると分離してきます。

今回も冷蔵庫に入れておいたら、クリームを混ぜた時にイチゴジャムの水分が全部分離してしまい、滅茶苦茶焦った。

バタークリームが柔らかくなって溶けることばかり心配して冷やしたのに、逆に災難が起こってしまった〜。

そういう時はバタークリームをちょいと温めると良いそうです。



完成品はこちら。

口金の太いのが無くて、バタークリームがちょろちょろっと載っています。

まあでもたっぷりよりはいいか・・・


切ると中は真っ白です。あらキレイ〜



ケーキのレシピはこちら。砂糖の量をだいぶ減らしました。
次回はこれで普通のケーキを焼いてみたいかも。

材料 (カップケーキ12個分)

  • 薄力粉:165グラム(US 1.5カップ)
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • 塩:小さじ1/2
  • 無塩バター:170グラム(室温)
  • 砂糖:120グラム
  • バニラエッセンス:小さじ1/4
  • 牛乳:120ml (US 0.5カップ)
  • 卵白:4個分

作り方

  1. オーブンは175C(350F)にセット、マフィン型にカップケーキの紙をしく
  2. 薄力粉165グラム、ベーキングパウダー小さじ1、塩小さじ半分をふるいにかけておく。
  3. バター170グラムと砂糖100グラムを泡立器かハンドミキサーですり合わせ、白くふわっとなるまで泡立てる。3−4分。バニラエッセンス小さじ1/4を入れる。
  4. 泡立てたバターに、薄力粉、牛乳、薄力粉、牛乳、薄力粉の順番で少しずつ入れながら混ぜる。
  5. 別のボウルで卵白4個分を泡立てる。砂糖20グラムを少しずつ入れながら、角が立つまで。
  6. 3回に分けて卵白を生地に混ぜ入れる。泡を潰さないように、切るように。
  7. マフィン型に生地を流し入れ、20〜25分、茶色く色づくまで焼く。



・・・さて意気揚々とこれを学校に持っていきましたが、帰ってきた子供にどうだったか聞いた所・・・

ママのやつより、みんなスーパーのカップケーキに群がった



・・・オーマイガー!!!!

スーパーで売ってる、プラスチックの箱に入ってるやつに・・・負けた・・負けたわ・・!!

こういうやつ


こういうやつ


悔し紛れにスーパーで写真撮ってきた

・・味がどうこうという以前に、私のは「子供のビジュアルに訴える」ケーキではなかった模様です(名誉挽回のために言うと以前作ったリラックマ寿司はあっという間に売れたんだよぉ〜!!)

子供曰く、

「みんな(スーパーの)チョコレート味を食べたがった」

そして意外にも「上に生のイチゴが載っているのが嫌だという子が結構いた」

・・・んだそうです。

そうか。バタークリームだけのほうがいいのか。
イチゴなんて子供大好きなアイテムだと思ってたのに、違うのか。

そしていかにも手作り感あふれる見た目だったのも良くなかったみたい。

うーむ、アメリカの子供恐るべし・・・。

そういえば奴ら、ふだん食べるオヤツもこんなのとか

誕生日ケーキもこういうのとか





アイスクリームさえこんなのとか

そういうのに慣れているのを忘れていた・・・。

ケーキは大人には好評でした。

もう次回からは、もっと色付きのバタークリームをキレイにたっぷり絞れるような大きな口金を用意するか、

子供達にはスーパーのカップケーキでも食べさせておこうと思いました。

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