マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

【世界の朝ごはん】イギリスといえば!フライアップな朝ごはん

平日の朝はバタバタでさすがにゆっくりご飯を食べている時間もありませんが、一番好きなのは週末の朝なんかにゆっくり食べる朝ごはん。

時々世界の朝ごはんシリーズと称して、色々な国の朝ごはんを作ってみています。

その第一弾は、エゲレス

去年、一昨年と夏はロンドンに長期滞在する機会があり、色々面白い経験をすることができました。

ロンドンに滞在して、しみじみ思ったこと。

そしてなにより声を大にして言いたいこと。

 

イギリス飯はまずくない!!!!

 

イギリスのご飯ってマズイんでしょ〜と聞くのは日本といえば寿司ゲイシャでしょ〜とドヤ顔で言うのと同じなんじゃないかと思ってしまう今日このごろ。

そりゃもちろん、観光客向けの店とか変なところに入っちゃえばマズイけど、それはイギリスに限ったことではない気もします。

 

(思えば私のまずいイギリス料理の経験も、学生時代、観光地風のところで食べたしなっとしたフィッシュアンドチップスとか、英語があんまりわからないフランス人に連れられていったデパートの食堂の安いバッフェとかだった・・)

 

旅のご飯やイギリスでの面白い経験については、日記ブログにも書いていますので、良かったら覗いてみてね。実は去年の旅日記がまだ終わっていない・・w

典型的なイギリスの朝食といえば。

卵、ベーコン、ソーセージ、ベイクドビーンズ、そしてトーストが付くのがお決まりのイギリスの朝食。

これは私達が滞在していたアパートの近くにあったカフェでいただきました。

ちなみにそのカフェ、アラブ人経営のイタリアン・カフェで、イギリスの朝食を出していますww

イギリスのベーコンは、アメリカのと比べて赤身が多くてちょっとハムっぽい(日本のにも似てるかな?)

ソーセージは、ものにもよりますが、イギリスのものはつなぎが多いなあという印象でした。

ベイクドビーンズにはアメリカにも類似品があります!アメリカのもののほうがちょっと甘めかもしれません。

こういう伝統的な朝食はFry-upとも呼ばれるようですが、果たして今、日本の朝食が毎回必ずしもご飯に味噌汁塩ジャケとは限らないように、イギリスの家庭でどれくらいこういう朝食が食べられているのかは不明です。誰か教えて!

 

追記

日本語でイギリス料理のサイトをやってらっしゃるチャーリーさんにお伺いをたててみたところ、人によりけりで、こういう朝食を毎日作る家庭もあるそうです。

チャーリーさん自身は週末やお客さんが来た時など時々、でもホテルでは絶対食べるべし、ということなので、やっぱり日本の朝食に似てるかも?!

ちなみにチャーリーさんのサイトはこちら。

oishii-igirisu-ryori.com

イギリスの家庭料理のレシピが満載です。本当、イギリス料理はまずくない。知らずにいると損するよ!

材料

  • ベーコン
  • ソーセージ
  • トマト
  • ベイクドビーンズ(缶)
  • トースト

 お豆は色々なメーカーが缶詰のものを出しているので、それを使ってしまいます。これはハインツの。

 

ハインツ ベイクドビーンズ 415g×2個

ハインツ ベイクドビーンズ 415g×2個

 

 

作り方

・・・というほどのインストラクションは無いのですが、

フライパンかホットプレートなどで、卵、ベーコン、ソーセージ、トマトを一気にじゅーじゅー焼いちゃいます。

トマトは焦げ目がちょっと付くまでしっかり焼くのが吉。

 

ソーセージはお好きなものを。

アメリカだと、朝食用のソーセージ(Breakfast sausage links)といって、小さめで、ちょっと甘じょっぱい、結構濃い目の味のものを売っていますが、日本だったらシャウエッセンとかかな?

サンフランシスコは、チキンとアップルのソーセージを良く売っているので、我が家はそれを使いました。

トーストは全粒粉のものを。

こちらのパンは日本のふわふわのと比べると質実剛健な感じです。

ふわふわパンはバターやクリームなんかが入ってるからだけど、こちらではアンデルセンベーカリーとか、中華系、韓国系などアジア系のベーカリーのみで手に入ります。

さて、これだけがっつり食べたら、その日は肉体労働に勤しむしかないネ!

 

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吹きこぼれ防止ハック

ちょっと前にFacebookでまわってきてたライフハック。

パスタを茹でてるとぶわーっっと泡があがってきて絶対吹きこぼれる!!!

そんな時には木のヘラを鍋の上に置くと良いんですって。

実際やってみたら、あら不思議。

 

吹きこぼれる〜!と思うギリギリの所で、木のヘラが泡をモーゼのように2つに割って、鍋が静まる・・・。

 

さし水とかしなくていいからコリャいい!

 

 

・・・しかし、これを蕎麦で試してみると、100%吹きこぼれます

 

な〜ぜ〜じゃ〜、ど〜うしてじゃ〜(寛平ちゃん風)

 

どうも蕎麦を茹でた時に出る泡のほうがキメが細かいようで、それがものすごいスピードでぶおーーーっとあがってくるともうヘラぐらいじゃダメみたい。

また蕎麦買ったら実験してみます。

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燃えない!スパゲッティ・アラ・サバティーニ

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大学の同級生がイタリアに出張して、なんだか美味しそうなものを食べている写真やら動画やらをFacebookにポストしまくっていました。うう、妬ましい・・w

その中で目についたのが、お店のおっちゃんが、テーブルの横につけたワゴンでパスタを何やら混ぜて、最後には盛大に燃やしちゃってる動画。

いや、燃やしちゃってるというか、フランベですね・・・。

ブランデーなどアルコールの高いお酒をふりかけて、火をボッとつけるやつ。

 

燃えていた料理名は「スパゲッティ・アラ・サバティーニ」。

 

聞いたこともなかったこのパスタ料理。

ついかっとなって調べてみたら、そのレストランの名前がついた、名物料理らしい。

 

シカゴにあるイタリア専門旅行会社のウェブサイトに、そこのオーナー直伝だというレシピが載っていたので、試しに作ってみました。

 

材料

  • スパゲッティ:230グラム(約1/2 lb)
  • ベーコンまたはパンチェッタ:100グラム
  • 玉ねぎ(みじん切り):50グラム
  • バジルの葉:3枚
  • ミニトマト:200グラム
  • パルメザンチーズ:50グラム
  • 卵黄:2個分
  • オリーブオイル
  • チリペッパー(お好みで)
  • 黒胡椒(お好みで)

作り方

  1. 玉ねぎを炒める。オリーブオイルを敷いたフライパンで、みじん切りにした玉ねぎ50グラムを強火で数分炒める。
  2. ベーコン、バジルを投入する。ベーコン100グラム、バジルの葉3枚をさらに加えて、玉ねぎが茶色くなるまで炒める。
  3. ミニトマトを投入する。ミニトマトを200グラム加える。チリペッパーを入れたい時は、好きな量をこの時点で入れて、ソースになるまで弱めの中火でことこと煮る。
  4. パスタを茹で、ソースとあえる。パスタをアルデンテに茹で、ソースの入ったフライパンに投入。
  5. 卵、チーズを混ぜる。火をとめ、パルメザンチーズ50グラムと、卵黄2個を混ぜ入れ、パスタにソースが絡むように数分かき混ぜる。
  6. 食べる時にはお好みで黒胡椒を。

 

燃えないやつだった!

どこで火をぼっ!とつけるのかわくわくしながら作ったのに、結局そんな記述はいっこも出てこなかったYo!

テーブルの横でフランベするのは、きっとサービスでしょうね。

友人曰く、デザートも燃やしてたそうです。

調べてみたら、このレストランは、色々な料理をテーブルサイトで燃やすのが目玉らしく、レストランのサイトにフランベするメニューの一覧までありました。

希望すればお客さん自ら着火できるってw

さらになんと、このお店は東京にも支店があるんですねぇ。 結構有名店みたい、知らなかった。

 

そしてこんなのが出来ました。

さて、レストランの名前がついた料理のお味は・・・

 

あれだ、カルボナーラにトマト入ったバージョンだ!

 

シチューでもグラタンでも、クリーム系のものを好まない子供にはちょっと味が濃い、と不評でしたが、大人には好評!

 

暮らしの手帖風に言うと、

カルボナーラ好きには、目先がかわって、たまらないおいしさです

 

 レシピの参考資料はこちら

 

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かなり赤い・ボルシチ

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ロシア料理といえば、ピロシキボルシチ

・・・あとはウォッカとか(違。

ロシア料理に関しては、日本料理といえば寿司とテリヤキ、と同等の知識しか持ち合わせておりませんでした。

あ、ビーフストロガノフもか。

日本にいた時も、本当に時々ですが、ピロシキボルシチストロガノフ、は食卓にあがっていた記憶があります。

衝撃のボルシチ

実家で出てきたボルシチは、「野菜がゴロゴロ入っていたスープ」。

子供の頃の記憶なので確かじゃありませんが、肉も入っていたはずだけれど、とにかく大きめ野菜が入っていたらボルシチ、みたいな認識でした。

しかしアメリカに来て、ボルシチの認識を根底から覆されました。

 

学生時代ニューヨークで観光客に有名なお店「カーネギー・デリ」 でボルシチを頼んでビックリ!

 

具は一個もなし。

 

というか、出てきたのは

 

蛍光ピンクのポタージュスープみたいなもん!!

 

手元に写真がないのが残念ですが、うわっ、何この色!やっぱりアメリカってジャンクな国なのね!と誤解してしまいそうになりました。

でもよく考えると、これも正真正銘「ボルシチ」。

「ビーツ」をポタージュみたいにして、さらにサワークリームが入ってたので、鮮やかな赤+白=蛍光ピンクになっていたのでした。

そういえばボルシチってカブ、というか、ビーツを入れるんだった!

認識が根底から覆されたと書きましたが、なんてことはない、私の最初の認識が間違っていただけだったw

 ビーツで真っ赤なスープ

 カリフォルニアに来てから良く食べるようになった野菜、それは「ビーツ」と「ケール」。

ちょっと健康志向のお店とか、おされなカリフォルニア料理屋に行くと、大抵ビーツやケールのサラダが出てきます。

ビーツはそれこそ着色料として使うこともある位、真っ赤。

食べたことを忘れて、血尿・下血騒ぎを誤って起こすこともしばしば。

土っぽい味がキライという人も結構いますが、結構あったら買ってしまいます。

そしてちょっと寒い季節になると、ビーツを使ったちゃんとしたボルシチを作るようになりました。

我が家では、フードブロガー、ナターシャさんのレシピを参考に作っています。ウクライナ系の彼女のおうちに伝わるレシピで、簡単版とややこしい版があります。

我が家はもちろん、簡単版を使っていますw

 

https://lh3.googleusercontent.com/-LZccqWx83F8QSQurt1j0YWA7cLxXv2WeNkJeq8UIQf-rrqNzk-t1XQpzPdpUCBmKP3qfSV3waOiUH8Txlq8WT07JYOoV32-OFeg1zl_61nOxsp2_NVbsQLEeV0AOhbMxslgA11xmCFizU6tXL6wJCsJpkA2jzngF_3jPfZW0a11hZ_1rj8aRagBNVU9oz2wPO2dgR6dLlF_BSM-Xtx4yBuNrQ9jY8xmsCuYz_e9W-V0OE1k1jJs5KWAmtDYzgeYhUPXidVTQJslelmuzcdnyRc2QYOBfAbuMR_4RDyOoAc3QT0IyK-V1TR3aZsN15dLCPEC4Mcd7FDPXBVDPY4VH54P9asqrp3eBG12aDkRdYiufnfeB-Z7c5BAd7Jawb9_jKYSgUQzi_7myGLhyGBy2ODjMUMHXgCErQdcLg0cQxbYibFgUfgkbTSzC9I99zMCcBHha-WgMSqwjbTDfKdQ4fnm5q475BqryXJ9if9Scy0-ZhfLzCbRRcERC7-L1Vxajxgr3Qllar7gIGoepz2gOk9yAavqiRuAW1OgGukShieIOo-xoHyq8rRRgJnI3QddWCvaS-vlbTo_--fVzA05dxLyH4zhK9mqkb__i8BQMjdm0SuZtmD4Kg=w772-h962-no

地元の美味しいパンやさんのバゲットと一緒に。 

 そういえば「大きなかぶ」ってロシアの童話がありますが、あれももしかして引っこ抜いていたのは白いのじゃなくて、ビーツだったりしてw

材料(5人分)

  • じゃがいも:中2個、さいの目切り
  • キャベツ:1/4、千切り
  • 水:1リットル
  • チキンストック(ブイヨンでも可):700cc
  • ビーツ:大きめのもの1個
  • 玉ねぎ:半分、みじん切り
  • 人参:1本、すりおろし
  • オリーブオイル
  • ケチャップ
  • ベイリーフ:1枚
  • レモン汁:大さじ2
  • 塩、胡椒
  • ディル:大さじ1、みじん切り
  • 白いんげん豆の水煮缶:半分(200グラム)

白いんげんの水煮缶はこんな感じのです 

ビーツ、日本で普通にスーパーで売っているものではないかも。その場合は、水煮缶があると便利です。こういうの。

 

 作り方

  1. 野菜を下ごしらえする。じゃがいも2個はさいの目に、キャベツ1/4は千切り、玉ねぎ半分はみじん切り、人参1本とビーツ1個は目の荒いおろし器ですりおろす(大根おろしみたいにしないように。シュレッダーにかけた紙みたいにビロビロにする感じで)。
  2. スープを沸かす。鍋に水1リットルと、チキンストック700ccを入れ沸騰させる。チキンストックは、ダシだったらなんでも良いので、ブイヨンキューブを同量の水で溶かしてもOK
  3. じゃがいもを投入。柔らかくなるまで。
  4. キャベツを投入。じゃがいもが柔らかくなたらダーッとキャベツを入れる。
  5. 残りの野菜を炒める。じゃがいもを茹でている間に、オリーブオイルをしいたフライパンでビーツ、人参、玉ねぎを柔らかくなるまで炒め、ケチャップ大さじ3を加える。
  6. 炒めた野菜も投入、味付け。炒めた野菜も鍋に入れ、さらに煮る。レモン汁大さじ2、ベイリーフ1枚、塩小さじ半分、胡椒ひとつまみ、刻んだディル大さじ1、豆の水煮缶を煮汁も一緒に投入し、さらに5分ほど煮る。

ビーツの水煮缶を使う場合は、適当に細かく切って、フライパンで炒めずにそのまま他の野菜と一緒に投入。

参考レシピはこちら

natashaskitchen.com

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