・・・あとはウォッカとか(違。
ロシア料理に関しては、日本料理といえば寿司とテリヤキ、と同等の知識しか持ち合わせておりませんでした。
あ、ビーフストロガノフもか。
日本にいた時も、本当に時々ですが、ピロシキボルシチストロガノフ、は食卓にあがっていた記憶があります。
衝撃のボルシチ
実家で出てきたボルシチは、「野菜がゴロゴロ入っていたスープ」。
子供の頃の記憶なので確かじゃありませんが、肉も入っていたはずだけれど、とにかく大きめ野菜が入っていたらボルシチ、みたいな認識でした。
しかしアメリカに来て、ボルシチの認識を根底から覆されました。
学生時代ニューヨークで観光客に有名なお店「カーネギー・デリ」 でボルシチを頼んでビックリ!
具は一個もなし。
というか、出てきたのは
蛍光ピンクのポタージュスープみたいなもん!!
手元に写真がないのが残念ですが、うわっ、何この色!やっぱりアメリカってジャンクな国なのね!と誤解してしまいそうになりました。
でもよく考えると、これも正真正銘「ボルシチ」。
「ビーツ」をポタージュみたいにして、さらにサワークリームが入ってたので、鮮やかな赤+白=蛍光ピンクになっていたのでした。
そういえばボルシチってカブ、というか、ビーツを入れるんだった!
認識が根底から覆されたと書きましたが、なんてことはない、私の最初の認識が間違っていただけだったw
ビーツで真っ赤なスープ
カリフォルニアに来てから良く食べるようになった野菜、それは「ビーツ」と「ケール」。
ちょっと健康志向のお店とか、おされなカリフォルニア料理屋に行くと、大抵ビーツやケールのサラダが出てきます。
ビーツはそれこそ着色料として使うこともある位、真っ赤。
食べたことを忘れて、血尿・下血騒ぎを誤って起こすこともしばしば。
土っぽい味がキライという人も結構いますが、結構あったら買ってしまいます。
そしてちょっと寒い季節になると、ビーツを使ったちゃんとしたボルシチを作るようになりました。
我が家では、フードブロガー、ナターシャさんのレシピを参考に作っています。ウクライナ系の彼女のおうちに伝わるレシピで、簡単版とややこしい版があります。
我が家はもちろん、簡単版を使っていますw
地元の美味しいパンやさんのバゲットと一緒に。
そういえば「大きなかぶ」ってロシアの童話がありますが、あれももしかして引っこ抜いていたのは白いのじゃなくて、ビーツだったりしてw
材料(5人分)
- じゃがいも:中2個、さいの目切り
- キャベツ:1/4、千切り
- 水:1リットル
- チキンストック(ブイヨンでも可):700cc
- ビーツ:大きめのもの1個
- 玉ねぎ:半分、みじん切り
- 人参:1本、すりおろし
- オリーブオイル
- ケチャップ
- ベイリーフ:1枚
- レモン汁:大さじ2
- 塩、胡椒
- ディル:大さじ1、みじん切り
- 白いんげん豆の水煮缶:半分(200グラム)
白いんげんの水煮缶はこんな感じのです
ビーツ、日本で普通にスーパーで売っているものではないかも。その場合は、水煮缶があると便利です。こういうの。
作り方
- 野菜を下ごしらえする。じゃがいも2個はさいの目に、キャベツ1/4は千切り、玉ねぎ半分はみじん切り、人参1本とビーツ1個は目の荒いおろし器ですりおろす(大根おろしみたいにしないように。シュレッダーにかけた紙みたいにビロビロにする感じで)。
- スープを沸かす。鍋に水1リットルと、チキンストック700ccを入れ沸騰させる。チキンストックは、ダシだったらなんでも良いので、ブイヨンキューブを同量の水で溶かしてもOK。
- じゃがいもを投入。柔らかくなるまで。
- キャベツを投入。じゃがいもが柔らかくなたらダーッとキャベツを入れる。
- 残りの野菜を炒める。じゃがいもを茹でている間に、オリーブオイルをしいたフライパンでビーツ、人参、玉ねぎを柔らかくなるまで炒め、ケチャップ大さじ3を加える。
- 炒めた野菜も投入、味付け。炒めた野菜も鍋に入れ、さらに煮る。レモン汁大さじ2、ベイリーフ1枚、塩小さじ半分、胡椒ひとつまみ、刻んだディル大さじ1、豆の水煮缶を煮汁も一緒に投入し、さらに5分ほど煮る。
ビーツの水煮缶を使う場合は、適当に細かく切って、フライパンで炒めずにそのまま他の野菜と一緒に投入。
参考レシピはこちら