マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

イースターのお料理、食べ物いろいろ。

今週末はイースターです。

子供達にとっては、イースターエッグを作ったり、エッグハントをしたりする楽しいイベント。


多分このイメージが先行して、日本では何かハロウィンの次に来る流行イベント、みたいな感じでイースターを紹介する記事をあちこちで見てちょっとモゾモゾしています。

これっても、もしかして卵業界の策略か?!

本来は復活祭と呼ばれるキリスト教のお祭り。
敬虔なクリスチャン(主にカトリック)の友達はレントといって1ヶ月以上お酒やらコーヒーやら色々断ったりしています。

そう考えると軽ーいラマダン風な感じもするな。
日本でもプチ断食だなんだって言ってるから、何か我慢するというのもひっくるめて流行らせたりしないだろうか・・・

またはラマダンブーム!とかもいずれは来るんだろうか(苦笑)

こちらは去年、プリスクール時代のお友達が通う日曜学校のエッグハントに誘ってもらった時のもの。

さすがに日曜学校主催だったので、復活祭とは何か教えてくれたり、アクティビティテーブルに置いてあった塗り絵もジーザス系でした。

イースター・サンデーは教会に行った後で、みんなでイースターブランチを頂くのがお約束。

うちはクリスチャンじゃないですが、イースターはブランチする、という風習だけはあり(笑)どうせまた両親と飲茶に行く予定。

広東系の我が家は、誕生日も飲茶。父の日母の日飲茶。クリスマスシーズンも飲茶。何か口実があるとすぐ飲茶です。う〜。

本来、イースターならではの食べ物といえば・・・例えばホットクロスバンズ
レーズンやシナモンが入った丸形のパン。
これはGood Friday(イースター前の金曜日)に食べるのがお約束・・ですが、もうその随分前からお店に出回ります。

本来は十字架の形にアイシングが乗りますが、地元のベーカリーではスマイリーになってました。

https://www.instagram.com/p/BSfORA7lft8/

子供の駄菓子分野では、「Peeps」という名前のマシュマロ菓子。絶対買わないけど。

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あとはキンダーエッグみたいな卵型のチョコレート(中におまけが入ってたりする)、うさぎ型のチョコレート、卵型のジェリービーンズみたいなのとか。絶対買わないけど。

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イースターブランチでは、ハムの丸焼きや季節柄アスパラガスなんかが良く出てきますが、持ち寄りにオススメなのがデビルドエッグ

ゆで卵の黄身のところを取り出して味付けし、それをまた元に戻すという、ゆで卵にちょっと手を加えた料理です。

コンセプトは面倒くさいですが作るのはとても簡単。

味付けの材料は、マヨネーズ、マスタード、ウースターソース、お好みでホットソースなどを入れるのが標準的。最後にカイエンペッパーをふりかけたりします。

我が家では、ちょっと和風に味噌を入れてみました。
ゆで卵3個に、マヨネーズ大さじ3程度、味噌小さじ1ぐらい。
マヨネーズはアメリカのふわふわ系を使いました。味や硬さによって調整しながら入れてみて下さい。

味付けした黄身をスプーンまたは絞り袋に入れて、黄身があったへこみ部分に入れます。

最後に抹茶塩をかけてみました。

買ってきた花を無理やり押し込んで、絞り方が微妙な見た目をごまかしてみました。

こちらは半年ぐらい前に、どこかのお店で食べたもの。盛り付けの参考に。
味付けがどんなのかも忘れてしまったけど、上にちょっとカニカマのほぐしたのか、イクラを置いてみたりしてもいいかも。

黄身に和えるのも、ワサビとか、明太子とかもいいかもしれません。

さて、日本におけるイースター、どんな形でイベント化されるんでしょう、ちょっと楽しみ・・・w

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【プロジェクト・エルサレム】15品目:中東のとりめし

料理本「エルサレム」全品制覇を目指す暇プロジェクト、15品目。

今回はご飯ものです!

チキン、炒めた玉ねぎなどをご飯と一緒に炊き込む、いわば中東のとりめし風お料理。

一緒に入っているスパイスは、カルダモン、シナモン、クローブ。
そしてカラントレーズンが入っています。


この料理は、ブハラ・ユダヤ人の料理「プロフ」の簡易版として紹介されてました。
「プロフ」・・・とはそう、ピラフのこと!

そしてブハラとは・・ブハラ・ハン国ってなんか世界史で出てきたような・・・。
今のウズベキスタンに16〜20世紀頃まであった王朝です。

ソビエト崩壊と共にこの地域に住んでいたユダヤ人の多くがイスラエルやアメリカに移住し、今ではウズベキスタンには数千人規模でしか残っていないそう。

逆にニューヨークはクイーンズのForest Hillsに大きなコミュニティがあるらしい。
そこにブハラ系のお店もレストランも沢山あるらしいので、ウズベキスタンに行くよりニューヨークに行ったほうが本場の味が食べられるのかも。

人の流れって、政治的な理由、気候や住環境などの理由、経済的な理由、色々あるけど、昔も今も脈々と続いているんですよね。

以前自分の遺伝子検査を通じて、自分の先祖がどこから来たか調べたことがあるんだけれど、それを通じて日本人だって何万年もかけて色々なところから集まった人の寄せ集めなんだなあということを強く感じました。

今の状態だってこれで完成形でなく、長い歴史で見たら一瞬の事象で、また色んなことで変わっていくんだろうし。

おっとぉ、話が飛んだ。

こういうピラフ料理は、中央アジアやペルシャからインドやトルコ、そしてフランスやスペインなどに広まったんだそう。
インドだとビリヤニですね。

日本にだって、多分ヨーロッパ経由で伝わったんであろう、ピラフ料理ありますしね。

ご飯や肉などの塩味に、ドライフルーツなどの甘みを合わせるのはペルシャ料理の影響だというのを、昔カレーの歴史本で読んだことがあります。

何世紀も前にシルクロードを通じて伝わった食文化を、今こうやってイスラエルからロンドンに渡ったシェフの料理本を見て、アメリカ在住の日本人がチャイニーズアメリカンの夫と子供と作って食べているなんて、なんだかねぇ。

食文化バンザイ多文化バンザイ。

なんだかほっとする、ものすごく馴染みのある味だったので、子供ががっついたのは言うまでもありません。

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リベンジ!大人を寄せ付けるケーキ!

先日子供向けに苺の乗ったカップケーキを焼き、思い切り玉砕した辛い思い出・・

www.maricafejp.com

いつかこの怨恨晴らすべしと思っていたところ、学校からまたまたお知らせが!

PTAでは毎月1回、先生や学校のスタッフに対する謝恩ランチをボランティアで提供しているのですが、今月は娘の学年が担当だと!

料理を作って持ち寄りできるボランティアを募集していたので、ハイハイハイ!!ケーキ焼きます!なんだったらおかずも持っていきます!とつんのめるように立候補してしまいましたよ。

純白♥夢見る卵白だけのホワイトケーキ

前回と全く同じレシピで、今回はホールケーキを焼いてみた。

16センチのケーキ型1個分が、ちょうどカップケーキ12個分の分量。
カッとなってこれを2個分焼きました。

ケーキデコレーション用の回転台、ちょっと前に買ってしまいました。

プロが使ってるのは、鈍器になりそうな位ヘビーデューティーなものだけれど、これはカスカスのプラスチック製。
実際ちゃんと固定しないと動く・・・。

ケーキ作るブームがもっと長く続くようであれば、いいやつ買いたい(といってここでアマゾンの商品リンクは貼らないぞ!w)。

ケーキをまっすぐ切る方法、専用の器具を使ったり、竹串を刺して印にしたり・・と色々な方法があるみたいだけれど、

以前習った方法はナイフを水平にシッカリ持って回転台をくるくる回す方法。

とにかくナイフを持つ手を水平にしさえすれば、意外と大丈夫。
削ったケーキはつまみ食い・・じゃなくて味見用。

キュートでポップな☆ピンクのいちごバタークリーム

デコレーションに使うバタークリームは前日に作っておきました。
何しろ1ヶ月前から作っておいてOKな位、日持ちするんですよ、バタークリーム。

湯煎した卵白と砂糖を泡立てたところに、柔らかくした無塩バターを入れていくスイスメレンゲバタークリーム
今回は、これにシュガーフリーの苺ジャムを混ぜました。

ジャムはシッカリ撹拌して粒を見えなくすると、キレイなピンクになります。
今回はスプーンでがーっと混ぜただけ。細かいツブツブはそのままに。

白いバタークリームに、冷蔵庫から出したイチゴジャムを混ぜたらまたクリームがモロモロに。

うむ、ジャムが冷たかったか。
そして混ぜれば混ぜるほど、クリームと水分が分離する事案再発生。

でも前回もそうだったことを教訓に、クリームを湯煎にかけます。
するとうおー!!!端のほうから液体化するー!!!!

でもそこを慌てずばっと引き上げて、混ぜ混ぜするとあらー、こんなに滑らかなクリームになりました。

教訓、バタークリームの材料は、全てしっかり室温にすること大事。

でも失敗したと思っても、湯煎にかけたり、冷蔵庫に入れたりと、温度調整でやり直しがきくので、作る側にとっては生クリームより扱いやすいかもしれません。

日本ではバタークリーム、まだ人気ないんでしょうか。私もずっと美味しくないと思ってましたが、ちゃんと作れば実はそんなこと全然なかった。昭和時代の、マーガリンで作ったバタークリームのことは忘れて〜〜〜!

特にこのスイスメレンゲバタークリームは、卵白のおかげで口当たり軽め。色んな味もつけられるし、生クリームよりデコレーションもキレイにできるし、悪くないと思うんだけどな〜。

あとは食べる人の扱いの問題もある気がする。

冷蔵庫に入れるとバタークリームは固まるので、生クリームのケーキの感覚で、冷蔵庫から出してそのまま食べると、それこそ食感がバターの塊っぽくなってしまう。ちょっと室温に戻してから食べたほうが美味しいです。

それでもこのスイスメレンゲクリームは、冷蔵庫から出した直後でもそれなりにふわっとしてて悪くなかったよん。

こうなったらバタークリームのエヴァンジェリストにでもなろうかしらんwww

ウフフ楽しい♥左官屋仕事

2つのケーキの間に苺とクリームをはさみ、冷蔵庫で少し休ませ、クラムコート

ケーキの表面にクリームを塗っていると、ケーキの表面からボロボロとクラムが出てきて表面がキレイにならないので、まずは薄めに、ベースコート的にバタークリームを塗ります。
冷蔵庫でちょっと固めた後、本格的にクリームを塗ります。

随分ぐっちゃぐちゃに塗ってありますが、大丈夫。
これをまた冷蔵庫に入れて固め、最後に「コールドカービング」します。

冷蔵庫で固まったバタークリーム、結構固くなるので、こういう感じのツールを使って、表面をキレイに削っていきます。

[asin:B01N4PEC6P:detail]

って商品リンク貼っとるやないかーい!いや参考までに。

ケーキを本格的に作ろうとすると本当に色々ツールが欲しくなる・・・。
でもいつまでも続くかわからないブームにどれだけ投資していいものか。

今回はこんな素敵なツールが無かったので、クリームを塗る時に使ったパレットナイフを使ってみたけどなかなかキレイには出来ず・・。

塗ったり削ったり、ケーキデコレーションてなんだか左官や大工仕事みたいだ。

上にもクリームを絞ってみた。
本当は白、ピンクも濃淡をつけた何種類かのクリームを用意して、グラデーションみたいにしてみたかったけど力尽きた。

これだけだとピンク一色で寂しかったので、スプリンクルをつけてちょっとキュートでポップな感じに♥

大人は寄ってきたかどうか

さてこのケーキをまた意気揚々と学校に持っていきました。

結果は……

すれ違った先生がまず釘付け!
わー!これあとで絶対食べる!

職員室に来ていた数人の子供達、ケーキを見て目が真ん丸に。
ワーッと取り囲まれました

やった!まずはビジュアル面で前回のリベンジ成功(多分)!!!

で、実際の評判ですが、

不明

です。爆

朝10時半までに職員室に料理をドロップオフしてくれ、とのことだったので、セットアップされたランチテーブルの上に、他の料理と一緒に置いてきただけだったので直接の反応は見れず。

さらに翌日から春休みが始まってしまい…苦笑

でも自分的には満足。気を良くして、また作るぞ〜!
自分で食べずに、今度は旦那の職場にケーキテロだ!

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アスパラGo!の季節です

春です。
春といえば新年度、らしいですね。
アメリカは至って通常運転です。

アメリカの学校、新学期は9月から。
就職に関しては、入社は自分のタイミングで通年適当。
入学式とか入社式とかも特に無いので、全てがシレッと始まります。

学校に必要なものも全部PTAが用意してくれて、鉛筆から消しゴムまで皆教室でシェアしてるので、初日から持ってくるよう言われるのは弁当だけ。

日本の友人達が子供の学校の持ち物(おはじきとか細かいやつ・・)にヒーヒー言いながら名前を書いているのを、ぼんやり遠い世界の出来事のように見ながら過ごしております。お疲れ様です。

そして春といえば、アスパラGo!・・・じゃなくてアスパラガスの季節です!
脳内でアスパラガスがいつの間にかアスパラGo!に変換されるきっかけになった可愛いお話はこちら↓

https://note.mu/shinobuwada/n/n6e30f092f65enote.mu

イタリア在住のイラストレーター、ワダシノブさんのお話。
イタリア語ではアスパラゴなんですね〜
複数形でアスパラギィ〜!

多分自分が思っているのと本来の発音はアクセントを置く場所が違うような気もするけれど、ポケモンならぬアスパラを探してマーケットをアスパラGo!

こちらでもマーケットでだーっと並ぶようになったので、アスパラゴーアスパラゴーと頭の中で思いながら掴んでは買っています。

さて、アスパラ、どうやって料理しましょう。

やっぱりさっと茹でてシンプルなソースで食べるのが良いかしらん。

いわゆるクラシックな、ミモザ風。
茹でたアスパラガスの上に、オリーブオイルをブシャー、おろしたゆで卵をドン、ケッパーをパラパラ、お好みで塩コショウも少々。

こちらは、マヨネーズにちょびっとだけ味噌を入れてぐわーっとかき混ぜふわっとさせたもの。

先日友人達と行った地元の焼き鳥屋さんのお通しに、キャベツと一緒にこのマヨが出てきて美味かった。味噌が入っているとわからない位、少なめに入れるのがポイントです。

アメリカ在住の方は、キューピーを使うより、酸っぱくない地元のマヨを使ったほうが、まろやかでコクのある味噌マヨができまっせ。

アスパラはちょっと茹ですぎた。
キッチン用品店ではアスパラガス茹で用の縦に長い鍋を売ってたりします。
しかしそこまでアスパラガスにかける情熱は無い。
特に白いやつ。

アスパラGo!をはじめ若干緑とタンパク質多めの昨日の晩飯はこちらになります。
痛みそうになっていたバジルを慌てて救済のバジルチキン炒め、こんにゃくの炊いたん、ひたし豆の炊いたん、皮蛋豆腐にアスパラ味噌マヨ付き。

https://www.instagram.com/p/BSulZSJFRmI/

これで3人分。残りは翌日の弁当に。
大人並みによく食べる6歳児はそろそろ背が130センチにどんどん近くなってきた・・・。

それでもクラスの女子の中では3番目の背の高さっていうところが、世界の広さを感じさせます。

そんな6歳児、アメリカではあと少しで2年生ですが、日本だったらようやく今月1年生。ランドセルが似合わなそうだ…


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