マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

【プロジェクト・エルサレム】22品目:スイートポテトのローストといちじく

ロンドンの有名デリカフェ「オトレンギ」のシェフによる料理本「エルサレム」のレシピを全品作ったれプロジェクト第22弾!

序章はこちらをご覧ください。

www.maricafejp.com

この料理本に出てくる料理の名前、たいていが、原材料を羅列したものなのですが、こちらもご多分に漏れず。

オーブンでローストしたスイートポテトにいちじく。
そしてフェタチーズ。
そこにネギも軽く炒めて混ぜ合わせます。
ソースは煮詰めたバルサミコ酢。

いちじく、フェタチーズ、そして煮詰めたバルサミコ、という組み合わせはレストランでもよく出てきます。
ピザのトッピングにしても、いい感じ。
この場合、クラストは薄いやつが良いですねぇ。
それかクラッカーに添えてオードブルっぽくしても。

お芋の甘さ、いちじくの甘さ、バルサミコの甘さと、フェタチーズのしょっぱさがいい組み合わせですし、そこまでずどんと重くない感じです。

素材が良いと、あまり色々調味料を入れて煮立てたりせず、さっと火を通して味付けもちょびっとでいい気がします。

あとは素材の組み合わせの妙がポイントなのかなー。

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ベトナムのお好み焼き

何年か前にベトナムに行きました。

冬に行きましたが暑すぎず寒くなくとっても気持ちよかった。

ただ、日本で風邪を引き熱を出した後で咳が止まらず、ちょっとしんどく、そろりそろりの旅行になってしまいましたが、それでも美味しいものを色々と頂いてきました。

こちらは、マーケットの中で食べたバインセオ。

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日本人観光客向けの表記には「ベトナムのお好み焼き」と書いてありましたw

 このレタスでちょっとずつ巻き巻きして食べます。

ワシントンDCに住んでいた時は、隣のバージニア州に大きなベトナムコミュニティがあり、よくそこのショッピングモールでご飯食べたり買い物したりしていました。

サンフランシスコに住んでいた時には、テンダーロインというちょっと危ない人もウロウロしているエリアにリトルサイゴンがあり、ベトナムサンドイッチやフォー、それに5種類のビーフのコースメニューが食べられるお店があって、そこに食べにいったり。

現在住んでいるイーストベイにもベトナム料理屋は山ほどあって、外食というと、子供が好きなのもあってベトナム料理ばかり。

サウスベイに行くと、サンノゼにもベトナムコミュニティあり。ここにも大きなベトナム系のショッピングモールがあります。ベトナムファッションや食料品店、乾物店、宝石店に雑貨店と色々入っていて楽しい。

もちろんフードコートもあります。

こちらはベトナム人のお友達に連れて行ってもらった時に食べたバインセオ。

 さてバインセオ、「ベトナムのお好み焼き」と言われていますが、材料や中身は日本のお好み焼きとは随分違って、粉は米粉。黄色いのは卵ではなくてターメリックの色です。

そして中の具は、ひき肉やエビ、そしてモヤシなどの野菜。

ベトナムの食料品店(時には中華食材店)に粉が売っていたので、家でちょいとやってみました。

 原材料は、米粉とコーンスターチとターメリック。ってこれを別々に買って混ぜても全然良かったかな。

このミックスに、ココナッツミルク、水、さらにターメリック、そしてお好みで刻んだネギを入れて生地を作ります。

フライパンの上に生地を載せ、その上にひき肉やモヤシなどを入れてジュージュー。

頃合いを見て、半分に畳みます。

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破れないようにするのがちょっと難しい!

ベトナムの道端で作っている様子を見ていると、かーなりフライパンに油をしいて、場合によっては、半分揚げてる感じで焼き上げていました。

手際がまだ良くないもんだから、家族分作っていると作った先から冷めていく〜!

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同じくベトナムマーケットで買った色々なハーブ、そしてレタスにこれを巻き巻きして頂きました。

もっと何回も作っていたら慣れるかな〜。もちろんお店で頼んだほうが手軽ですが、家でも出来るのがわかっただけでも楽しかった。

 

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毛皮を着たニシンさん

親戚郎党の家族構成を見てみると、結構インターナショナルな我が家。

香港、シンガポール、日本、ロシア、スウェーデンにイスラエル。

なんだか色々な人が寄せ集まっております。

そして毎年冬になると、モスクワからバブーシュカが1ヶ月ほどやって来ます。

我が家には、食べ物は広東料理しか受け付けない、という義両親がいるため、家族が集まるとどうしても広東料理を食べに行く(しかもいつも同じ店、だいたい同じメニュー・・泣)・・という流れになってしまいがち。

でも冬は感謝祭やクリスマスなど、自宅で料理してお祝いするイベントもぼちぼちあるので、本当にたまーにですが、バブーシュカのロシア料理を食べるチャンスもやってきます。

これは甥っ子の誕生日パーティーで出てきたバブーシュカ作のピロシキ〜。

写真がないけれど、随分昔には「ハニーケーキ」という層の細かいロシアのケーキも作ってくれた〜。

でも一番美味しかったのは、バブーシュカ作のサラダ。

内容は、ゆで卵、ビーツ、ジャガイモ、そして缶詰のニシンなどが、層になっているもの。彩りもキレイだったし、材料的にもまあ間違いない感じの組み合わせなんですが、妙に美味しくて心に残りました。

それで義理姉にアレはなんだったんだと聞いてみたら、料理名はずばり

 

сельдь под шубой

 

・・・日本語だと、

 

毛皮を着たニシン

 

ですって!

 

材料は前述の通り、

  • 茹でたジャガイモ
  • 茹でたビーツ
  • ゆで卵
  • 玉ねぎ
  • 茹でた人参
  • ニシンの油漬け(herrings)

これを、ニシン、玉ねぎ、ジャガイモ、ビーツ、人参、ゆで卵・・と層に重ねていき、途中マヨネーズを挟んで味付けします。野菜を茹でたらあとは重ねるだけの至ってシンプルな手順。ちょっとケーキサラダっぽくもあります。

ニシンというと日本ではそばに乗っけたり・・・缶詰といっても蒲焼きとか昆布巻きがよく出てきますが、ロシアのはこういう瓶に入ってる。

ロシア食料品店がオークランドにあったので、こんな感じのを買ってみました。

https://www.russianfooddirect.com/images/T/164_4.jpg

 (Russianfooddirect.comより)

ガラスの容器を使うと層が見えてよりキレイなんですが、白いボウルで作っちゃったので、最後にしましま模様にしてみました。ちょっとパセリがうるさすぎたw

 

やっぱりこういう青魚系の味って、日本人にも馴染みが深いし、食べるとなんだかホッとする感じ。

あまりにホッとしすぎて、いったいどんな秘密の隠し味が入ってるんだ、と姉に聞いたらマヨネーズだけと。ロシアの秘密の隠し味はだいたいマヨネーズなんだそうですw

そういえばマヨネーズとケチャップを混ぜただけのソース、「オーロラソース」と呼ばれることもありますが、「ロシアのソース」との別名もあったな・・・w

冬は寒い寒いロシア、ニシンの上にもどんどん毛皮・・じゃなくて野菜を重ねて、防寒していただいてるんでしょうかね。かわいいネーミングです。

ネーミングでいえば、「旅行者の朝食」って缶詰の名前もなかなかです。

 

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ヒヒの歯!ハハノヒ!アメリカのお祭り屋台料理

タイトルがどこから来たかわかった人は私と趣味があう!

週末は母の日でした。

アメリカ人、母の日をマジで本意気でお祝いします。
母の日に花の一本、電話の一本も入れない子供は親不孝呼ばわりw

お店なんかにいっても、友達と道端であっても、Happy Mother's Day!と挨拶します。

アメリカにおける、理想的な絵になる母の日とは、

ベッドでまだ寝ているお母さんのところに、子供とお父さんがお皿に載せた朝食を持っていく、トレイの上には花も一輪、そして子供からはお母さんありがとうのカード。そしてお父さんからは宝石のひとつでもプレゼントされればもう上出来

・・はい、明らかに花業界とグリーティングカード業界と、宝石業界の策略ですw

こういういかにも絵に書いたような記念日的シチュエーションをHallmark momentと呼んだりもいたします(Hallmarkは有名なグリーティングカード会社)。

さて我が家の母の日は、子供からの絵のプレゼント、パパからのお花のプレゼント、そしてパパによる手作り朝食・・という、実はあんまり普段の週末と変わらない1日でした(爆)。朝食もいつも通りだったため写真さえ撮らずw

・・ってちょっと軽く自慢はいってないかーいw

・・というか、自分の普段のぐうたらママぶりがちょっと恥ずかしい位です。

近所の花屋さんには前日から行列が出来ていたそうで、花屋さんはこの時期かなり長時間労働だったみたいです。

朝食のあとは、地元で開かれている母の日のストリートフェアーに寄ってみました。

メインストリートを締め切って、地元のアート、クラフト、食べ物の屋台、バンドの演奏など盛りだくさん。

ここらへんでは色んなところでこういうお祭りがあり、大体毎回来てるベンダーも同じような感じなのですが、アメリカのお祭り屋台料理、こんな感じです。

フライだ、ホットドッグだコーンドッグだ、揚げ物系多し。あともちろんハンバーガーとか。

アジア系だと照り焼きチキンボウルといって大量の白米の上にドーン!とかなり甘いテリヤキチキンが載ってたり。こちらでもガンガンチキンを焼いております。

パパはお約束のビール。もう少しビールが見えるように!と言ったもののほぼパパの手がフィーチャーされましたw

パパと子供は揚げたてコーンドッグを。日本だとアメリカンドッグと呼んでたような。フランスでフレンチフライをフレンチフライと呼ばないのと一緒だなw

私はお腹の調子からしてまだ揚げ物気分ではなかったので、クレープを。中はほうれん草とフェタチーズです。

ハワイアンなかき氷は、氷だけもらってあとは自分の好きなシロップをガンガンにかけていく仕組み。

でもお祭りというとほぼ子供用のプレイエリアで時間を食うのがお約束。

今年もこれ、やりました。子供達が水の上でハムスター状態w
ぐるぐる回ってはひっくり返って、楽しそう。

夜は義理家族とともに家族飯をして、ハイ、母の日終了〜カンカンカン!

さてお次はヒヒの血!じゃなくて父の日。
父の日はBBQしてビールでも与えておけばいいんじゃね?って感じでもう少し雑な休日な感じもしますが、これまた本意気にお祝いする日に変わりはありません。

・・・って父の日っていつだっけ。

今回はちょっと「お料理」からは離れた日常日記、でも一応食べ物がらみなのでこちらに書いてみました〜。

普段のちょっと雑だけど愉快な生活日記は、もう13年位(!!)はてなで書いてる、こちら↓の「本宅」も夜露死苦お願いいたします。

現在、夏休みの絵日記を新学期どころか一年後まで引きずって書いているロンドン旅日記もアップデート中。

ロンドンでお料理教室に行ったり、レストランの厨房に入った話も早く書きたいのになかなかたどり着きまへん・・・。

marichan.hatenablog.com


(ちなみにヒヒの歯、は吉田戦車からのネタでした)

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