マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

吹きこぼれ防止ハック

ちょっと前にFacebookでまわってきてたライフハック。

パスタを茹でてるとぶわーっっと泡があがってきて絶対吹きこぼれる!!!

そんな時には木のヘラを鍋の上に置くと良いんですって。

実際やってみたら、あら不思議。

 

吹きこぼれる〜!と思うギリギリの所で、木のヘラが泡をモーゼのように2つに割って、鍋が静まる・・・。

 

さし水とかしなくていいからコリャいい!

 

 

・・・しかし、これを蕎麦で試してみると、100%吹きこぼれます

 

な〜ぜ〜じゃ〜、ど〜うしてじゃ〜(寛平ちゃん風)

 

どうも蕎麦を茹でた時に出る泡のほうがキメが細かいようで、それがものすごいスピードでぶおーーーっとあがってくるともうヘラぐらいじゃダメみたい。

また蕎麦買ったら実験してみます。

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燃えない!スパゲッティ・アラ・サバティーニ

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大学の同級生がイタリアに出張して、なんだか美味しそうなものを食べている写真やら動画やらをFacebookにポストしまくっていました。うう、妬ましい・・w

その中で目についたのが、お店のおっちゃんが、テーブルの横につけたワゴンでパスタを何やら混ぜて、最後には盛大に燃やしちゃってる動画。

いや、燃やしちゃってるというか、フランベですね・・・。

ブランデーなどアルコールの高いお酒をふりかけて、火をボッとつけるやつ。

 

燃えていた料理名は「スパゲッティ・アラ・サバティーニ」。

 

聞いたこともなかったこのパスタ料理。

ついかっとなって調べてみたら、そのレストランの名前がついた、名物料理らしい。

 

シカゴにあるイタリア専門旅行会社のウェブサイトに、そこのオーナー直伝だというレシピが載っていたので、試しに作ってみました。

 

材料

  • スパゲッティ:230グラム(約1/2 lb)
  • ベーコンまたはパンチェッタ:100グラム
  • 玉ねぎ(みじん切り):50グラム
  • バジルの葉:3枚
  • ミニトマト:200グラム
  • パルメザンチーズ:50グラム
  • 卵黄:2個分
  • オリーブオイル
  • チリペッパー(お好みで)
  • 黒胡椒(お好みで)

作り方

  1. 玉ねぎを炒める。オリーブオイルを敷いたフライパンで、みじん切りにした玉ねぎ50グラムを強火で数分炒める。
  2. ベーコン、バジルを投入する。ベーコン100グラム、バジルの葉3枚をさらに加えて、玉ねぎが茶色くなるまで炒める。
  3. ミニトマトを投入する。ミニトマトを200グラム加える。チリペッパーを入れたい時は、好きな量をこの時点で入れて、ソースになるまで弱めの中火でことこと煮る。
  4. パスタを茹で、ソースとあえる。パスタをアルデンテに茹で、ソースの入ったフライパンに投入。
  5. 卵、チーズを混ぜる。火をとめ、パルメザンチーズ50グラムと、卵黄2個を混ぜ入れ、パスタにソースが絡むように数分かき混ぜる。
  6. 食べる時にはお好みで黒胡椒を。

 

燃えないやつだった!

どこで火をぼっ!とつけるのかわくわくしながら作ったのに、結局そんな記述はいっこも出てこなかったYo!

テーブルの横でフランベするのは、きっとサービスでしょうね。

友人曰く、デザートも燃やしてたそうです。

調べてみたら、このレストランは、色々な料理をテーブルサイトで燃やすのが目玉らしく、レストランのサイトにフランベするメニューの一覧までありました。

希望すればお客さん自ら着火できるってw

さらになんと、このお店は東京にも支店があるんですねぇ。 結構有名店みたい、知らなかった。

 

そしてこんなのが出来ました。

さて、レストランの名前がついた料理のお味は・・・

 

あれだ、カルボナーラにトマト入ったバージョンだ!

 

シチューでもグラタンでも、クリーム系のものを好まない子供にはちょっと味が濃い、と不評でしたが、大人には好評!

 

暮らしの手帖風に言うと、

カルボナーラ好きには、目先がかわって、たまらないおいしさです

 

 レシピの参考資料はこちら

 

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かなり赤い・ボルシチ

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ロシア料理といえば、ピロシキボルシチ

・・・あとはウォッカとか(違。

ロシア料理に関しては、日本料理といえば寿司とテリヤキ、と同等の知識しか持ち合わせておりませんでした。

あ、ビーフストロガノフもか。

日本にいた時も、本当に時々ですが、ピロシキボルシチストロガノフ、は食卓にあがっていた記憶があります。

衝撃のボルシチ

実家で出てきたボルシチは、「野菜がゴロゴロ入っていたスープ」。

子供の頃の記憶なので確かじゃありませんが、肉も入っていたはずだけれど、とにかく大きめ野菜が入っていたらボルシチ、みたいな認識でした。

しかしアメリカに来て、ボルシチの認識を根底から覆されました。

 

学生時代ニューヨークで観光客に有名なお店「カーネギー・デリ」 でボルシチを頼んでビックリ!

 

具は一個もなし。

 

というか、出てきたのは

 

蛍光ピンクのポタージュスープみたいなもん!!

 

手元に写真がないのが残念ですが、うわっ、何この色!やっぱりアメリカってジャンクな国なのね!と誤解してしまいそうになりました。

でもよく考えると、これも正真正銘「ボルシチ」。

「ビーツ」をポタージュみたいにして、さらにサワークリームが入ってたので、鮮やかな赤+白=蛍光ピンクになっていたのでした。

そういえばボルシチってカブ、というか、ビーツを入れるんだった!

認識が根底から覆されたと書きましたが、なんてことはない、私の最初の認識が間違っていただけだったw

 ビーツで真っ赤なスープ

 カリフォルニアに来てから良く食べるようになった野菜、それは「ビーツ」と「ケール」。

ちょっと健康志向のお店とか、おされなカリフォルニア料理屋に行くと、大抵ビーツやケールのサラダが出てきます。

ビーツはそれこそ着色料として使うこともある位、真っ赤。

食べたことを忘れて、血尿・下血騒ぎを誤って起こすこともしばしば。

土っぽい味がキライという人も結構いますが、結構あったら買ってしまいます。

そしてちょっと寒い季節になると、ビーツを使ったちゃんとしたボルシチを作るようになりました。

我が家では、フードブロガー、ナターシャさんのレシピを参考に作っています。ウクライナ系の彼女のおうちに伝わるレシピで、簡単版とややこしい版があります。

我が家はもちろん、簡単版を使っていますw

 

https://lh3.googleusercontent.com/-LZccqWx83F8QSQurt1j0YWA7cLxXv2WeNkJeq8UIQf-rrqNzk-t1XQpzPdpUCBmKP3qfSV3waOiUH8Txlq8WT07JYOoV32-OFeg1zl_61nOxsp2_NVbsQLEeV0AOhbMxslgA11xmCFizU6tXL6wJCsJpkA2jzngF_3jPfZW0a11hZ_1rj8aRagBNVU9oz2wPO2dgR6dLlF_BSM-Xtx4yBuNrQ9jY8xmsCuYz_e9W-V0OE1k1jJs5KWAmtDYzgeYhUPXidVTQJslelmuzcdnyRc2QYOBfAbuMR_4RDyOoAc3QT0IyK-V1TR3aZsN15dLCPEC4Mcd7FDPXBVDPY4VH54P9asqrp3eBG12aDkRdYiufnfeB-Z7c5BAd7Jawb9_jKYSgUQzi_7myGLhyGBy2ODjMUMHXgCErQdcLg0cQxbYibFgUfgkbTSzC9I99zMCcBHha-WgMSqwjbTDfKdQ4fnm5q475BqryXJ9if9Scy0-ZhfLzCbRRcERC7-L1Vxajxgr3Qllar7gIGoepz2gOk9yAavqiRuAW1OgGukShieIOo-xoHyq8rRRgJnI3QddWCvaS-vlbTo_--fVzA05dxLyH4zhK9mqkb__i8BQMjdm0SuZtmD4Kg=w772-h962-no

地元の美味しいパンやさんのバゲットと一緒に。 

 そういえば「大きなかぶ」ってロシアの童話がありますが、あれももしかして引っこ抜いていたのは白いのじゃなくて、ビーツだったりしてw

材料(5人分)

  • じゃがいも:中2個、さいの目切り
  • キャベツ:1/4、千切り
  • 水:1リットル
  • チキンストック(ブイヨンでも可):700cc
  • ビーツ:大きめのもの1個
  • 玉ねぎ:半分、みじん切り
  • 人参:1本、すりおろし
  • オリーブオイル
  • ケチャップ
  • ベイリーフ:1枚
  • レモン汁:大さじ2
  • 塩、胡椒
  • ディル:大さじ1、みじん切り
  • 白いんげん豆の水煮缶:半分(200グラム)

白いんげんの水煮缶はこんな感じのです 

ビーツ、日本で普通にスーパーで売っているものではないかも。その場合は、水煮缶があると便利です。こういうの。

 

 作り方

  1. 野菜を下ごしらえする。じゃがいも2個はさいの目に、キャベツ1/4は千切り、玉ねぎ半分はみじん切り、人参1本とビーツ1個は目の荒いおろし器ですりおろす(大根おろしみたいにしないように。シュレッダーにかけた紙みたいにビロビロにする感じで)。
  2. スープを沸かす。鍋に水1リットルと、チキンストック700ccを入れ沸騰させる。チキンストックは、ダシだったらなんでも良いので、ブイヨンキューブを同量の水で溶かしてもOK
  3. じゃがいもを投入。柔らかくなるまで。
  4. キャベツを投入。じゃがいもが柔らかくなたらダーッとキャベツを入れる。
  5. 残りの野菜を炒める。じゃがいもを茹でている間に、オリーブオイルをしいたフライパンでビーツ、人参、玉ねぎを柔らかくなるまで炒め、ケチャップ大さじ3を加える。
  6. 炒めた野菜も投入、味付け。炒めた野菜も鍋に入れ、さらに煮る。レモン汁大さじ2、ベイリーフ1枚、塩小さじ半分、胡椒ひとつまみ、刻んだディル大さじ1、豆の水煮缶を煮汁も一緒に投入し、さらに5分ほど煮る。

ビーツの水煮缶を使う場合は、適当に細かく切って、フライパンで炒めずにそのまま他の野菜と一緒に投入。

参考レシピはこちら

natashaskitchen.com

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日本の食材だけで作れる、偽中東サラダ

f:id:Marichan:20170226155842p:plain色んな国の料理を作っていると、なんだか家の中に色んな種類のスパイスが溜まり始めます。

そんな中で、そんなにしょっちゅう使うわけではないけれど、なんだか親近感があるスパイスのひとつが「スマック」です。

スマックってなんやねん!

Wikipediaで見てみると、なんだか小さな木に密集する赤い実を粉にしたもん・・らしいんですが、多分日本にはない植物。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/SumacFruit.JPG/470px-SumacFruit.JPG

写真はWikipediaより

中東料理ではこの粉をサラダにかけたり、ケバブにかけて焼いたり、色々します。

これまたWikipediaによると、地域によって使い方がちょっとづつ違うらしく、

フムスなどのディップの上にかけるのはアラブ料理。

サラダにかけるのは、レバント地方(ギリシャ、シリア、イスラエル、イラク、ヨルダン、レバノン、パレスチナ、トルコの一部・・と幅広い東地中海地域)。

ご飯やケバブの上にかけるのは、クルド、イラン料理。

ケバブの付け合せサラダにかけるのはヨルダン、トルコ料理。

なんだそうです。北米でも飲料に使うことがあるらしかったり、染料としても使われたりするらしい。へーへーへー!

スマックの代用、これで出来ます!

味は、レモンのような、ちょっと酸っぱめの味。そして色は、赤紫。

イラン料理屋さんに行った時に、実際これが、ご飯の上にふりかけられて出てきました。

ご飯は日本のと違って長粒種なんですが・・・

あれ、これって、なんかちょっと・・・

三島 ゆかり 200g

三島 ゆかり 200g

 

 ・・・ゆかりじゃん!!

というわけで、「スマックがなければゆかりを使えばいいいじゃない。

ちょっと違うけどちょっと似ているスマックとゆかり。ゆかりのほうが、ちょっと酸っぱさが強いかも(写真右はアメリカでよく手に入るゆかりのふりかけ。カリフォルニアだったら普通のスーパーでも手に入ります)。

これをケバブにかけたりサラダに使ったらどうなるんだろう!

早速どんな感じか、ゆかりを使って中東風のサラダを作ってみました。

材料

  • トマト
  • キュウリ
  • パセリ(あれば)
  • オリーブオイル
  • レモン
  • ゆかり
  • 食パン1枚
  • 塩コショウ

 作り方

  1. トマト、キュウリをさいの目に切る。
  2. パセリはみじん切り。
  3. オリーブオイル、ゆかり、レモン汁を1:1:0.5ぐらいの割合で混ぜる。
  4. 切った野菜に和える。
  5. 食パンは綿棒で少し薄くのばして、トースターでカリッと焼き、手で砕いてサラダに混ぜる。
  6. 塩コショウで味をととのえる


エルサレムの料理本にも出てきたファトーシュサラダの日本版みたいな感じのができました。

ピタパンの代わりに、余った食パンを入れてみました。

ゆかりは、スマックよりも色が鮮やか、味はちょっと酸っぱさが強い感じもするので、全く同じ味にはなりませんが、これはこれでまたいける。

もう、日本人ならこれでいいんじゃん?

ケバブ+ヨーグルト+ゆかり、の組み合わせも、機会があったらやってみたいと思います。あとは逆にスマックおにぎりを作ってみるか。

 

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