3月17日は、セントパトリックスデーです。
セントパトリックスデーはもともとはアイルランドのお祭り。
アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日・・なんだそうですが、アメリカでは、
とにかく緑色の服を着て、ギネスなどのビールを飲みまくる酔っぱらいの日、
的な感じになっているかも・・。
去年、子供は学校で「レプラコーン」と呼ばれるアイルランドの妖精を捕まえる罠を工作で作ってきました。
妖精といっても、緑の服を着た小さいおっさん。なんでもへそ曲がりな妖精なので「入るな危険」というサインを出しておけば、逆に入ってくれるんだとかw
昔はバーに繰り出して騒ぐ日だったセントパトリックスデーも、最近はおうちでアイルランドっぽい食べ物を食べる日、になっています。
こちらは去年のメニュー。
ソーダブレッド、セロリのスープ、そして「コドル」と呼ばれるソーセージの料理。
セロリのスープは、家にあったセロリとじゃがいも玉ねぎを適当に煮てから、ガーッとバーミキサーで撹拌し、牛乳で適当にのばしてからブイヨンで味付けしました。
緑色っぽくなってちょうど良かったw
バーミキサー(ハンドブレンダー)はあると何かと便利ですね。
ソーダブレッドは、2種類ぐらい違うレシピを今まで試しているのですが、まだ満足した出来になりません。ちょっとパサパサ気味。
上手くできるようになったらレシピを載せよう。
今回はソーセージのお料理「コドル」のレシピを置いておきます。炒めた野菜と、ソーセージをオーブンで焼くだけなので超簡単。
ソーセージは、アメリカだとポークソーセージのごっついのが普通に売っています。Trader Joe'sでも「アイリッシュ・ポークソーセージ」っていうのがありました。
ギネスビールと一緒に出せば、もう完璧!
コドルの材料(4人分)
- ベーコン:4枚
- サラダ油
- 玉ねぎ:2コ、薄切り
- ニンニク:2片(つぶしておく)
- ソーセージ(お好きなものを):8本
- じゃがいも:4コ
- セージ:小さじ1/4
- チキンストック:300cc
- 胡椒
- パセリ(上の飾り用)
作り方
- オーブンは180C(約360F)にセット。
- じゃがいも4コを薄切りにしておく。玉ねぎ2コは薄切り、ニンニクは2片を潰す。
- ベーコン4枚を3センチ幅ぐらいに切る。
- サラダ油をしいたフライパンでベーコンを炒め、続いて薄切りにした玉ねぎ2個分を投入。茶色くなるまで炒め、さらに潰したニンニク2片を投入。
- 薄切りにしたジャガイモを深さのあるオーブン皿に並べ、その上に炒めたベーコンと野菜もがーっと流し入れる。胡椒少々、セージ小さじ1/4をふりかける。
- フライパンでソーセージに焦げ目が付くまで焼く。
- 焼けたソーセージもオーブン皿の上に乗せ、チキンストック300ccを流し入れる。
- お皿に蓋をして、オーブンで1時間ほど焼く。
奇しくもこのレシピを載せた日が日本時間の3月11日だった。
当時ここベイエリアでも、日本に関係ある人ない人沢山の人がベークセールなどをして寄付金を募ったりと、色々な活動がありました。いてもたってもいられなく、職場でもしばらくは通常業務を投げ出して災害対応関連のことを色々やりました。
家族が一時避難したりといろいろ不安な中、周囲はセントパトリックスデーで盛り上がっており、なんだか周囲と自分の世界がどんどん隔離していくような感覚になったのを思い出します。
家族が大丈夫だったなら良かったじゃない、と言われることも多かったけど、同時にセントパトリックスデーが近づくと、世の中で災害や戦争やテロや移民問題で不安を抱えている人達に、果たして自分はどんな声をかけているだろうか、何をやっているか、自戒するきっかけにもなったような気がします。
デザートには、アボガドを使った緑のパイもどうぞ
参考資料:

GREAT RECIPES OF THE WORLD (TED SMART)
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