「エルサレム」料理本のレシピを全部作ったれプロジェクト第4弾。
中東料理に欠かせないお豆といえば、ひよこ豆。
これをマッシュして、タヒニ(ゴマペースト)やオリーブオイルとまぜまぜするとフムスというディップになります。
スープに入れても良し、そのまま食べても良し。
バターとハーブにからめても美味しい。
「エルサレム」料理本では、このひよこ豆ちゃんを、色々なスパイスと和えるレシピが紹介されていました。
スパイスは使ってもスパイシーじゃないよ
ひよこ豆と混ぜるスパイスは、クミンパウダー、オールスパイス、カーダモンパウダー。
この3つを和えるだけなので、とっても簡単。
ひよこ豆の水煮缶と、これさえあれば、「あらちょっとおかずが足りないわ」なんて時に素早く作れる、中東のお母さんの強い味方?!
ひよこ豆は、ガルバンゾービーンズという名前でも売られています。
スパイスを和えたら、オリーブオイルを敷いたフライパンでちょいと炒めます。
「スパイス」といってもスパイシーなものはいっこもはいっていません。
炒めていたら、なんとも芳しい香りが・・・・。
なんだかちょっと懐かしいようなこの香り。
なんだろうと考えたら、そうだ、「奈良の古いお寺の境内の匂い」みたいなんだ!!
ヒノキのような、お香のような。
フライパンに手のひとつもあわせたくなってきます(嘘)。
いちから茹でた豆はうまい
初めてこれを作ってみた時には、レシピに忠実に、乾燥ひよこ豆を一晩水に浸してから茹でる、という苦行もやってみました(いや実際はそんなに大変ではないです)。
ちょっと茹で加減を間違えて、茹ですぎてもしょっとしちゃった・・・。
でも明らかに風味が水煮缶のものとはちがう。
もっと香ばしいというか、豆豆しいというか、本来のひよこ豆の味ってこんなんだったんだ!と今さら再発見するような。
時間がある時に一気に茹でておいて、冷凍しておいてもいいかもしれません。
さてこのレシピ、「中東のお母さんの強い味方」なんて書きましたが、料理本によると別にこれ、エルサレムの料理というわけではなくて、ロンドンにある「スペイン南部、アフリカ北部、中東系の料理を出す」タパス屋さんで出てくるメニューにヒントを得たものなんだそうです。えー何だ!
でもここらへんの地域のお料理って、国境が勝手に引かれているだけで、共通するものは沢山あるんだろうなーというのは、他のレシピを試してみても思いました。
意外と子供もがっついたこのレシピ、我が家ではすでに5回は作られている定番になりつつあります。