子供の小学校では毎年「多文化ナイト」と称して、自分が育ってきた文化を代表する食べ物を持ち寄ったり、クラフトをやったり、パフォーマンスをするというイベントがあります。
我が子が通う学校は、地域でも比較的多様性が無い(!)白人ばかりの学校。
そんな中でもどんなダイバーシティーがあるんだろう!と去年ワクワクしながら初めて参加したのですが、会場は驚くほどの閑古鳥。
持ち寄った食べ物も「スーパーで買ってきたフライドチキン」とか「冷凍のチャーハン」、あとはまあ「マカロニ&チーズ」とか。
うわっこれがまさしく平均的アメリカ人の食生活ってやつか!とビックリ&ガッカリしたものでした。
・・・しかし今年はちょっと違った。
アメリカの学校ってPTAがものすごく活躍するんですが(私も時々授業のボランティアに入ったりしている)、やはり毎年役員が違うと、随分雰囲気も変わってくる!
今年は特にマーケティングの専門の人が会長になったこともあり、色んなことが分かりやすくなったりイベントにも参加しやすくなった気がします。
去年と違い、今年は体育館が一杯になるほどの大盛況!
そして、会場の一角に並べられた長テーブル3個に溢れんばかりの食べ物が置かれていました。
ちょっと遅れて行ったらだいぶ食べ物が無くなっていたので、あんまりいい写真が撮れなかったけど、色んなお料理が地域別に並べられていました。

メキシコのポゾーレというスープ、向こう側にあるのはタマレスというとうもろこしの粉の中に具を詰めて蒸したもの、手前はスペインのいわゆるスパニッシュオムレツ。
この他に山ほどのタコスも。

アメリカ南部のコーンブレッドをマフィンにしたもの。

スイス風のアップルパイ。
蘿蔔糕、いわゆる大根餅、そして手前はバンミー、ベトナムのサンドイッチ。
この他にもドイツのシュペッツレとか、ユダヤ系のお料理ヌードル・クーゲル(パスタみたいな麺を使ったグラタンみたいなもの)などなど・・
みんな、やれば出来るんじゃん!!!!
今年はさらに地元の太鼓グループのパフォーマンスもあり、いい感じに盛り上がりました。
イベントの宣伝を去年よりちゃんとやったというのもありますが、今年はやっぱりトランプが大統領になったっていうんで、ちょっとみんなの意識も変わったりしたのだろうか(うちの学校でも色々事件があったのです)。
我が家も日本代表として2品持ち寄り。
絶対キャラ弁とか作りませんが、何か日本ぽいものをポットラックで持ち寄る必要がある時のみ、カッとなって作るリラックマいなり寿司。

「可愛いものはみんな日本からやってくるんだYo!」という張り紙と共に・・w

日系スーパーで買ったすし太郎といなり寿司の素を使うので楽。ここらへんにはダイソーもあるので、キャラ弁用の色んなツールも手に入る。
でも細かい作業はキーっとなる・・年に1回、年に1回・・・
口の周りと耳は極薄のチーズで。でも後でオリジナルの絵を見たら、もっと口の周りの円が小さかった。
それでもアメリカ人には十分受けるので、また来年がんばります。
日本人は寿司とテリヤキばっかり食べてるわけじゃないんだYo!ということで、デザートはほうじ茶ロールケーキ。

生クリームにはコンデンスミルクが入っているのがなかなかナイスです。