料理本「エルサレム」のレシピを全部作ってしまえプロジェクト、31品目はハーブパイ。
初めてのかたは、こちらから
スイスチャード、セロリ、ルッコラ、パセリ、ミントにディルなど、色々なハーブや葉物野菜がはいったパイです。
この大量の葉物も、炒めちゃうとあっという間にかさが減ります。
そのほかの材料は、リコッタチーズや卵、玉ねぎのみじん切りなど。
コレをフィロと呼ばれる薄いパイ生地にのせ、生地も何層にも重ねて焼きます。それぞれの層の間にはオリーブオイル。
これでパリッとしたパイの出来上がりです。
出来上がったパイ、味はどちらかというと、チーズがまとめている感じで、色々な種類のハーブの主張は炒められた後だからか、あまりありません。
料理本では、エルサレムでふんだんに手に入るハーブを使って、トルコからバルカン諸国まで、各地で見られるスファラディ系ユダヤ人のペイストリーを参考にして作ったレシピ、とありましたが、これはものすごく食べなれた味。そう、ギリシャのほうれん草のパイ、スパナコピタそのまんまの味でした。
そう考えたら随分気楽になって、我が家ではこのパイ、定番で作るようになりました。フィロ生地もスーパーで普通に売っているので、冷蔵庫にその日残っている葉物・・あまったハーブ、キャベツにケール、ほうれん草など、なんでも炒めてパイ生地に。チェダーチーズやフェタチーズをまぶし、卵もそのまま上から割り入れてしまいます。
全部目分量なのですが、毎回微妙に違う材料でやっても全然おいしい。子供も気づかない間にたっぷり野菜を食べてくれるので、フィロ生地さえあれば、あとは残り物で適当につくれる便利なレシピになりました。
この料理本のレシピ、一度作って二度と作ってないものも多いですが(笑)、このハーブパイは、アレンジを加えて我が家の味になったものの一つになりました。