マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

50cmのスパゲティ

せっかくロンドンに来たからには、イギリスの料理をカッとなって作ってみよう!なんて思っていたものの、このブログがあまり更新されないことからもお分かりのように、実はあまり料理には力が入っておりません。

理由は色々ですが、やはり車でビューン!と行けたアメリカと違って、徒歩で買い物に行く生活になったので、買い物のオプションも量もずいぶん変わったこと、その分選べる素材のセレクションも減ったことが大きい。

そしてロンドンに着いて結構すぐに仕事を始めたので、通勤だ仕事だとバタバタ、料理が毎日のやっつけ仕事になってるというのもあります。

仕事終わって子供をピックアップする前の15−20分間にスーパーに飛び込んで、適当にその日の夕食の材料掴んで・・といった感じ。日本の働くお母さんもきっとそんな感じでしょうかね。

便利なお惣菜みたいなのもあんまり無いし、作り置きも苦手(特に消費するのが)。買いだめもしたらいいんですけど、備え付けの冷蔵庫が小さい+野菜など結構足が早い、一度に買える量も少ない。その分食材を無駄にすることはほぼ無くなりましたが、結構メニューがワンパターン化しつつあるかも・・。

その中でも子供の好きなスパゲッティが食卓にのぼる頻度は格段に増えました。イギリス、パスタ安い。パルメジャーノもアメリカで買うより全然安い。やっぱりEUにいるおかげでしょうかね・・。

そしてある日仕事帰りに飛び込んだスーパーでこんなものを見つけました

何か比較対象になるものがないか一生懸命やってみたのがこれ↑ 
えー、50㎝ほどあるスパゲッティです。パッケージにはそのまま「ロングスパゲッティ」とか書いてありました。

包みをあけるとこんな感じ。長~い!!普通のスパゲッティの2倍です。何だ、これは何か面白グッズ・ギャグ系のパスタなのか?!

こんな大物を茹でる鍋も無いので、中華鍋を出してみました。それでも、長!

既製品のソース、冷蔵庫に残ってた野菜(人参、赤玉ねぎなど)をひどい形に切り、出来合いのミートボールを適当にぶち込んで・・完成でーす。やっつけ仕事なので、背景に少し映り込んでいるサラダもステンレスのボウルのまま出します。

さて、お味のほうですが・・・・、長いからといって特に味に変化はなし(当たり前だ)。食べても食べても噛み切れない、はさみで切り忘れた冷麺のようなことになるのではとも危惧しましたが、少量をフォークに巻き付けるため、その点も無問題でした。

結局のところは、買うときと袋から出すときと茹でる時だけ面白いパスタ。

・・・しかしなぜ50cm?と思ったのですが、スパゲッティのもともとの長さって、これくらいだったみたいですね。そういえば今回はどーんと50センチ真っすぐのパスタを買いましたが、よく弧を描いて曲がっている長いスパゲッティを売っているのは、見たことがあった!

そういえば自分が持っている料理本にもこんな写真があったのを忘れていた!


こうやって乾かすから、本来曲がっているながーいパスタだったんだ。

しかしパスタも大量生産の時代になると、色々な便宜上から今の長さになったらしいです。確かにパッケージや輸送、さらに店の棚にならべることを考えるとこれじゃ長すぎますしね。

さっさとごはんを食べさせ片づけて次は宿題!!ああ、もう少し余裕をもって楽しくご飯を作りたいよ・・