スカンジナビアのケーキやパンがどんなものかと気になって買った、Nordic Bakeryの料理本。
料理はやはり実際に作ってみて、その本質や原材料を知り、またその真実(主にバターや砂糖の量)におののいたりするわけです。
そうでなくても甘いものをそんなに食べない我が家。なのにまたカッとなってしまい、またもやケーキを焼いてみてしまいました。
その名も「トスカケーキ」。
バターケーキを焼き、その後砂糖をまぶしたスライスアーモンドを上に乗せて、茶色くキャラメルになるまで再度焼くレシピです。
たまたま家にスライスアーモンドが残っていたのも、カッとなったきっかけでした。
Nordic Bakeryは「複雑ではない、シンプルな」食べ物を出すというのを掲げている通り、作り方も味もとってもシンプル。
上に乗ったアーモンドは、昔日本で良く缶缶に入った、こういう味の、薄いクッキー(多分デパートのおつかいもの系)を思い出す味。
このトスカケーキ、起源もノルウェーだスウェーデンだとはっきりせず、なぜトスカという名前がついたのかも、多分オペラからじゃん?位にしか調べても出てきませんでした。
オペラ「トスカ」といえば漫画「動物のお医者さん」で筋書きを覚えたなぁ・・。大人になって初めて本当のトスカを見た時は、アリアで感動して涙がつーっと出てきましたが、最後の終わり方が唐突でぽっかーん。でもなんかオペラってそんなの多いかも?
ご覧の通り、かなり小さめの型で焼いたのですが、我が家のトスカケーキ、やはりみんな途中で飽きてしまい、最後に2切れ分ぐらい残って放置されました。なぜか、どんなサイズで焼いても最後の2人分ぐらい、毎回残ります。
我が家のデザートが唐突な終焉・・というかぱっとなくなる日は、来るのだろうか(来なくてもいいけど)。