料理本「エルサレム」のレシピを全部作るぞー!おー!のプロジェクトも14回目となりました。
今回の主役は、真っ赤すぎて食べた後下血疑惑を起こしてしまいがちな「ビーツ」さんです。
カリフォルニアに来て良く食べるようになったビーツ。
ボルシチに入れたり、あとはお酢とはちみつで煮たりしておかずにしちゃうことが多いですが、このレシピはピューレにしてしまおう、というものです。
(左が料理本の写真、右が実際)
ビーツ3個でかなりな量。
そしてヨーグルトをちょいと入れすぎてしまったため、料理本の写真に載っていたものより随分水っぽくなってしまいました。
水っぽい場合は、マッシュポテトを入れると良いそうですが、イモが無かったので断念。
ザータは以前にも紹介した、ちょっと酸っぱみがあって、パンにかけたりチキンにまぶしたりすると美味しいスパイス。
調理方法はビーツをローストして、マッシュして・・ととても簡単です。
でも大量にできてしまったので、ちょっと消費するのに苦労しました。
ディップにしたり、トーストに乗せてみたり。
次回作るとしたらもう少し固めにせねば。
ビーツはアラブではよくピクルスなどに使い、アシュケナージ系のユダヤ人の家庭ではボルシチに、またイラク系のユダヤ人やクルド人もスープに使うなど幅広く利用されているそうです。
料理本ではエルサレム郊外にあるレストラン「Majda」の話がちょっと出てきます。
Ein Raffaという「アラブ側」の村にあるこのレストランは、アラブ人の旦那さんと、ユダヤ人の奥さんが経営するお店。
出てくるのは、ユダヤやアラブを融合させたお料理。
このレシピも、このレストランで出される付け合せにヒントを得たもののよう。
なんか聞いたことある話だな〜と思ったら、私が世界一羨ましいと思う職業を持つアンソニー・ボーデインの番組「Parts Unknown」の、エルサレムの回で出てきたんだった!
CNNで放送されている、旅と食の番組です。Netflixで見れるんだけど、日本ではどうかな?
ただ旅してきょろきょろしてう〜ん美味しい!と地元のもの食べる、というよりは、結構エッジのきいた場所に行き、料理人との直接対話したり、地元の人達と政治のことや食文化のことや、色々な側面を見せてくれる番組。
この回にはオトレンギさんも登場して、彼がこのレストランに案内してました。
Netflixでもう一度見直してしまったけど、ユダヤやアラブの料理を融合させるというのは、意外と料理界ではされていない試みなんだとか。
そしてやっぱり、ユダヤ人とアラブ人の2人が結婚するのは、最初は家族の理解を得るのが大変だったみたい。
私が羨ましがっているアンソニー・ボーデインが誰かについては、大昔に本宅ブログに書いたこちらもぜひドウゾ。
料理人、旅人、ライター、あと最近はマーシャルアーティストなボーデインさん。
彼の本、日本語でも結構出ているョ!
marichan.hatenablog.com
