マリカフェ

世界の色んな料理や面白いレシピを見ると、ついカッとなって作ってしまう、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされている料理ブログ

年末のあまり料理しない食べ物日記

このブログはもともとレシピを残しておこうと始めたのだけれど、気がついたら食べ物にまつわるエピソード、食べ物周辺について色々調べた話や、映画やテレビに出てきた食べ物を再現してみたりと、色々迷走というか、食べ物まわりの話を好き勝手に書くブログになり早数年。

前回、ふと気が向いて食べ物日記を書いたら、評判が良いのか?急に読者が増えたり、いいねがたくさんついて、驚いております。何かアルゴリズムにヒットした?

さて、イギリスも年末でせわしなく、仕事を収めたり、色々なところでクリスマス会があったりとずいぶんとたてこみ、バタバタしていて、じっくり料理する暇もなく、家ではかなり適当な食生活をしております。

11月某日

もうなにも作る気が失せたので、イタリア旅行に行ってきた剣道仲間が、お土産にくれたきのこのリゾットのセットをようやく開けた。お米と、乾燥したきのこ、パウダー状になった味付けが全部袋に入っているもの。鍋にパッケージをぶち込み、油でちょっと米を炒めた後、お湯を入れて煮るだけで、簡単にリゾットが出来ちゃう。

リゾット用の米はアルボリオ米と呼ばれるイタリアのお米がよく使われる。これ、スーパーで結構安く売っている。日本の筆箱ぐらいの大きさの、紙の箱に入って売っていることが多いんだけれど、箱をあけると袋もなく、じかにお米が入っている。そしてこのお米を使う時は、特にお米を研ぐということもしないので、ざーっと箱から直で鍋にぶち込んだりする。

日本にいると、米を炊くという行為はある意味非常に確立されたプロセスがあり、それ以外はありえないような気分になってしまうが、米が変わると料理法も変わる。

完成したのはこれ。本来はもっと水分が残っているべきなのだけれど、つい日本米を炊く感覚で、思い切り炊き上げてしまった。日本米だと鍋の蓋は絶対開けてはいけないが、リゾットは絶えず撹拌して、クリーミーに、そして米はアルデンテに仕上げないといけない。それって芯がある生煮えの米じゃん、と思ってしまい、つい煮すぎてしまうのだが、実は火が通り過ぎたリゾットは食感があまり美味しくない。

今回は、アルデンテの部分はなんとか死守したので、米の食感は悪くなかった。生煮えとアルデンテの絶妙な違い、というものがある。

適当なサラダもつけて家族に出しました。

12月某日

平日だが夫も私も仕事が休みだったので、子供が学校に行っている間に、ちょっと行ったことのない店でランチしよう、ということになり、行ったのは隣町のパブ。

この季節になると、なんとなく食べたくなるイギリス料理。暗くて寒い日(今年は暖冬だが)が続くと、ちょっと重めのものを食べると安心する。

イギリスではガストロパブと呼ばれるところに行くと、結構ちゃんとした料理が出てくる。このパブは、昔ながらに、上階は宿になっていて、泊まることもできる。

カリフラワーのスープ、小さなコロッケ、夫が頼んだのは自家製パンにたっぷりのきのこがのったトースト。

メインは軽めに、ローストしたカボチャと、ハルーミチーズ、冬野菜のサラダ。かぼちゃといっても、スクワッシュ(瓜?)系なのでそこまでホクホクしていなくて、軽い。ハルーミチーズはギリシャやトルコ、キプロスなどで食べられているチーズで、焼いても溶けない、面白いチーズ。なのでカリッと焼いて食べることもできるので、結構好き。夫は昼から牛のレバーのステーキ。

月曜日の昼なので空いていたが、それでもぽつぽつと地元のおじいちゃんが一人、ビールを飲みながらクロスワードパズルをしていたり、久しぶりに会った感じの中高年の3人組が、ビジネスだかなにだかわからないような会食をしていたりした。


(これはパブのレストランセクション。パブのセクションはもっと気軽な感じ)

イギリスに住む前、出張でロンドンに行った時、アメリカでは若者がカフェで仕事したりするけど、イギリスは?と聞いたらうーんパブに行ったりするかな、と言われてへぇぇ?と思ったけれど、イギリスのパブ、結構家のリビングにいるような雰囲気で居心地が良いところも多いので、結構ありだな、と思うようになった。

12月某日

夜、デリバリーを頼んだら、なんと配達取り違えで、韓国料理を頼んだのにウクライナ料理が届くという珍事があった。日本のウーバーイーツみたいなサービスを使ったのだが、どうも配達の人が、配達経路の近い注文を複数ピックアップして、こういうミスが起きたみたい。

とまあ、色々あり、配達されたものは、返すわけにもいかないので、食べて良しということになった。他の人が注文したものは、なんとなく何が入っているかわからないので、福袋的な変なワクワク感もあり・・。

入っていたのは、サーモンをシンプルにグリルしたもの、ボルシチ、人参のサラダや、クレープなど。

ボルシチは、最近ちょうどポーランド料理店で食べたところだった。家でもレシピを見ながら作ることもたまにあるけれど、いまいちどれが正解なのかわからず。味噌汁やお雑煮、ラーメン同様、地域や家庭で、入れるものは全然違うみたい。

(生活日記ブログのほうに、書きました)

marichan.hatenablog.com

このウクライナ料理店のボルシチは、ビーツの他にジャガイモや、柔らかく煮込んだ豚肉が入っている具沢山。ポーランド料理店で食べたものは、ビーツ色をしたサラサラのスープのみ、そこにちょっとトルテリーニのようなものが浮かんでいるだけだったのに比べると、随分違う。もっと家庭的。

ポーランド料理店のものは、味はウースターソースっぽい味だったが、こちらはもっと甘い。ビーツの甘みだけでなくて、砂糖が少し入ってるかな?という感じの甘みだった。黒パンが1枚ぺろっとついてきたのが、それっぽくて良い。あとはサワークリームが必ずついてくる。これをスープにぽとっと落として食べると、ちょっと酸味のあるスープにまろやかさが追加されるのが美味しい。

このサワークリーム、東欧ではスメタナと呼ばれることが多い。って、「モルダウ」で有名なチェコの作曲家のスメタナさんも同じ綴りのようなので、彼の名前はサワークリームさんだったの・・・(?)

そしてこのお店のにんじんサラダは韓国風サラダ、と注文票に書いてあったのだけれど、ちょっとこの料理の背景が面白かったのと、結構美味しかったのでレシピを探して、この後定期的に自分でも作るようになったので、そのうちそのことについても書こうかと思います。